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『便利』に対するコストが高すぎる日本
『便利だけど高い…』と何かに敬遠した経験はありませんか?
私は頻繁に考えます。例えば最近考えたこと。
『Uber Eatsが発展した理由=利便性×時間×経済、これが成立してる』
日本では、以前から出前館などのアプリで配達が存在していました。
しかし、世間的に売り上げを大きく伸ばしているのは『Uber Eats』です。
なぜ日本は便利に対するコストが高くなるのでしょうか。
こんにちは、石川ドットコムです。
※経歴※
舞空キャンパス事務局長。元音楽専門学校講師、兼メジャーアーティストを経由して全国に音楽教室を展開する企業の部長に入社二か月で昇進。
プロジェクト立案・イベント運営実績は多数。
現在はデジタルを通じて地域活性のプロジェクトのために鹿児島市役所の中に事務所を設けて、多角的にビジネスに取り組んでいます。
海外はデジタル決済の手数料も安ければ、
それに伴ったサービスの質も非常に高い。
対する我が国日本は…となればいいイメージを持ちません。
一部の企業のみが海外と渡り合っていて、
ここ30年の株価の推移を見れば凋落の一途をたどっています。
その原因はなんでしょうか。
今日はそのお話をしたいと思います。
ターゲットを一部に絞り過ぎている
『Uber Eats』がまさにそうですが、ターゲットを一部に絞っていません。
お店から配達員、購買する利用者まで『ここ!』
という層に絞っていないんですね。
まさに配達員の話が分かりやすいですが、
誰でも即日にUber Eatsの配達員になることが可能ですよね。
つまり、一億総配達員を可能にする仕組みです。(極論ですが)
流動性が日本の会社の比ではないのです。
誰でもすぐに、今すぐ利用できる。
このような『利便性』を第一に追及をしている結果、
料金を抑えてサービスを多く提供できます。
お店側も気軽に『Uber Eatsに加盟してみようか』と判断ができ、参入。
利用者の利便性は言うまでもないでしょう。
ターゲットを絞らないということは、
一部の人に対して高価な値段で『便利を売らない』ということになります。
それこそが今必要な日本のデジタルへの基礎だと私は思っています。
既得権益が沢山入りすぎ
仕事をしていて、毎日様々な壁にぶつかります。
私が一番引っかかっていることは『既得権益ありすぎ問題』です。
一言で伝えたい。
『もうそんな時代じゃない』のに、どうしてこだわるのか。
これこそが日本の経済を停滞させている最大の要因とも呼べます。
便利に対するコストで私たちの身近にあるもの
真っ先に思いつくのが『携帯電話会社』だと思います。
スマホの初期セッティングだけで3000円など手数料がかかりますが、
正直やることなんて簡単ですよね。
例えば店頭で説明する際に、しっかりとして動画マニュアルなどを
用意することで少しは手間が省けるのではないでしょうか。
料金を1000円にして利便性を押し出すことにより、
スマホを持ったことがない人でも『安いしセッティングして貰おうかな?』
と逆に利用者が増えると思います。
もちろん、一筋縄でいかないことは分かります。
ただ、私が疑問に思っていることは
『携帯電話が普及してから初期設定の値段はほぼ変わっていない』
というところです。ずーっとです。
既得権益としてそれを構築しているから、
無くなったら売り上げが下がるのでしょう。
新しい価値観を創出せずに古きにだけ囚われています。
結果として格安SIMなど利便性が高く
値段が安い方にお客さんが流れていくことに。
今や総務省まで出動していますよね。
10年は遅れている日本を変えていきたい
キャッシュレス決済の仕事に携わっているからわかること。
日本はデジタル後進国に成り下がってきている、ということ。
最近のニュースで見たのですが、日本の製品よりも海外の製品の方が
優れていると思っている若者が増えてきているそうです。
iphoneの台頭などで価値観のイメージが変わってきているようで、
それが顕著になっていますね。
ひと昔前は『メイドインジャパン』とつけば、
誰でも安心して購入することが出来ました。
今では価値観の逆転現象が起きていて、パソコンもテレビも中国製や台湾製の方が安くて機能が高い、と認識されています。
実際、日本でパソコンを買えばいまだに要らないソフトが付随してきます。
使わないソフトに対する対価が、パソコンに組み込まれているので値段が上がります。
結果として性能に見合わない値段で
販売されることになりますよね。これまた既得権益の一つです。
利用者ファーストを考えた上で、サービスを作っていく。
当たり前のことがいつの間にか失われているのです。
日本を変えていく為には、便利に対するコストを徹底的に見直して
価値の高いサービスを世に出すことが急務です。
私が携わっている越中ECでも、
利用者ファーストの精神で取り組んでいきたいと思います。
今日はこんなところで!
閲覧ありがとうございました!
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