有楽町ガード下
何をつまみに呑むのが一番うまいかって、そりゃまだ仕事中のサラリーマンや、帰宅途中のOLの奇異の目や、若干の非難の目や、羨ましそうな視線を浴びながら、まだ明るいうちから呑んじゃうという、このシチュエーションこそ最高の酒のアテ。
先日、上海出身の友人であるO君が
「最近彼女が結婚とか言い出した・・・」
と悲壮な顔をするので、あのなぁ、付き合ってる女が「結婚」というキーワードを口にしたら、することは唯ひとつ、ケツまくって速攻で逃げ出すんだよん。うしろも振り返らずに30秒でね。
「ケツまくる?どういう意味?」
つまりね、
My philosophy in life - become attached to nothing in life that you can't walk away from in 30 seconds if you spot the "Heat" around the corner.
ということ。わかる?
これは映画「Heat」でロバート・デ・ニーロが言う台詞。めちゃくちゃカッコいい。大好きな映画。
通りの角に「熱」を感じたら、つまりこれは司直の手が伸びてきたのを感じたら、という意味だけれど
His philosophy in life - become attached to nothing in life that you can't walk away from in 30 seconds if you spot the "Heat" around the corner.
30秒で何もかも捨てて立ち去ることが出来なければならない。
深夜のカフェテリアで、アル・パチーノを相手にもう一度この「人生哲学」を語る。ロバート・デ・ニーロ演じるニール。
何にも執着せず、
こういうふうに無頼で生きたいものですね。