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シンガポールのインターナショナルスクール 学校見学その⑦
International French School(Singapore)の学校見学に1年ぶり2度目、行ってきました。
シンガポール赴任が決まって、下見旅行の際に個別訪問させていただいた際に好印象だったのが忘れられず、娘の転校先にと改めて娘を連れてOPENスクールに行きました。
ミドルイヤーからはフレンチシステムのみなので、フランス語未経験の息子(当時10歳)には合わなかったため見送りました。
兄妹同じ学校に入ってほしかったので娘も見送りましたが、そのこだわりがなければ是非入れたいと考えていましたので、娘の感触を・・と期待して。
スライド異動などで英語が既に強い子や、小さい子が入学するには個人的に非常におすすめな学校です。
ダイバーシティの観点から言うと、学校自体には80カ国の生徒がおり、フランス語圏の家庭ばかりかと思いきや、意外と日本人家庭も多いです。
設備の面は申し分ないです。
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このほかにもボルダリングのある体育館が2つ(3つ?)ほど、あり、
チアダンスの大会もこの日開催されていました。
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キンダーとエレメンタリー向けの遊び場。
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エレメンタリーのカリキュラムは
フランス語50%(13H)
英語ほぼ50%(英語12H 中国語1H)
です。
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フランス語のフォローができない家庭や、純ジャパ日本人としてはここが一番心配するであろうところ。
アドミッションの方が言っていましたが、elementaryだと英語が全く分からない子は算数とかも詰むから入学しない方が良いと。
香港のフレンチインターの英語セクション(インターナショナルセクション)は週5時間程度のフランス語の授業(第二外国語扱い)なのでフランス語ビギナーには心理的ハードルは低いですが、シンガポールのIFSは東京と同じような時間割でフランス語に割く時間が長いです。完全なバイリンガル育成プログラム。
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少人数でフランス語強化のための取り出し授業を行なっており、(逆も然り、フランス語が得意で英語が苦手な子は英語の取り出し授業もあり)熱心に教えてくれる環境が整っています。
5人ぐらいの生徒のグループでやっていると説明されていました。
ホームルームの教室は木の机と椅子で、無機質な感じではなくなんとなく日本の学校に近い感じ。デジタル教育は少なめで、ECAでコーディングなどはあるけれど、授業では使わないようです。iPadの利用はNGで高学年からLapTop利用するとのことでした。
ここは好みが分かれるところだな、と思いました。
インターナショナルスクールでは、早い学年からデジタル利用を促進して、うまく利用をコントロールする教育の方が多い気がしますが、IFSは違うようです。
デジタルに頼らないと、先生がすごく大変になることが想像つくので、先生たちは頑張ってくれているのだろうなと期待が持てます。
雰囲気は日本の教育に似ている(少なくともカナダ式よりは)なと感じました。
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この設備なのに、学費は非常に魅力的。
他のバジェットインター(格安インター)と呼ばれる学校と同等の学費です。
日本人小学校の倍はするけれど、学費補助があまり出ない駐在員家庭でもなんとかなる額。
エレメンタリー:$22,310 (2024/2025)
しかもバス代金が割とリーズナブル。
私の知る他の学校のスクールバス代が非常に高いところや値上がりが激しいところが多いので、良心的な方かと思われます。
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ランチは実物を見てないので、なんとも言えないのですが、フランスの文化を知れそう(知らんけど)
Kindergarten の2023年見学時のメニューはこんなかんじ↓
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娘に転校を洗脳させたかった点としては、以下4つの理由から。
・設備は十分素敵
・学費はリーズナブル
・中国語ではなく、フランス語
・多国籍の友人ができる
(おまけ)夏休みが日本人小学校と時期がかぶる
娘は1歳から英語7割、中国語3割の学校に終日通っていた、生粋のバイリンガル候補の教育状況出会ったのですが、(親が中国語のやる気がないという大きな問題もあり)中国語は全く習得せず、英語が第一言語の状況で5歳を迎えていました。
現在は日本人のお友達がたくさんでき、日本語が第一言語になりそうな状況です。そんなこともあって、中国語習得は無理そう(合ってなさそう)、なので、バイリンガルになるならフランス語をちょっとでも習得してもらえれば、本人も自信になるのではないかと思いました。
ただ、私はまだ諦めていないですが、娘の反応から転校はしなさそうな予定です。
・今の学校の友達が好き
・今の学校のジャングルジムが好き
・転校できればしたくない
・出されたクレープは美味しかった
必死に今の学校の良いところを言って私の説得を断ち切ろうとしていました。
私「IFS広いよ」
娘「今の学校の方がエレベータあってすごいし広いよ」
私(今のところより8倍以上の広さあると思うけど・・)
私としても、日本語の習得に心配のない現在の学校にいる方が心配事や悩みは少ないだろうなと思うので、彼女のコンフォートゾーンを脱さないことにしました。
自分には厳しくなくて、娘のみ脱皮させるのを強要するのもおかしいよな・・と。
今を逃すとどんどんフランス語の習得が大変になるので、このタイミングを逃すとなると転校はないだろうな、と勘づいているところではあります。
私が訪問した時は2回とも生徒がいない日だったので、先生や生徒の様子がわからなかったのですが、生徒や先生がいれば違ったかしら。
制服可愛いのになぁーーーーー!!!(未練)
参考までに
↓
①から⑦までになりました。
学校選び、今までそんなに悩まなず浮気(転校)しないタイプだったのになぁ・・・