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25歳のクリエイターが独立できた方法 その①

こんな若造が、偉そうなことを書いてみようと思う。
こんな偉そうなことを書いて、お客さん全員いなくなったら本気で死ぬので本気でビビっていますが、もう書き始めてしまったので書いてしまおうと思う。
ブログのタイトルは「25歳のクリエイターが独立できた方法」

約4年前に僕は会社員からクリエイターとして独立した。
その若さで独立できたのすごいね、
と言われることがよくある。
でも僕は思う、
この若さだから独立できた。
おそらく、会社員として年齢を重ねれば重ねるほど、
独立はしづらくなると思う。
役職も上がって、部下も増えて、給料も上がって、住宅ローンや子供の養育費なんて出てきたら、
会社を辞めるのは怖くなると思う。
独立すると、最初の頃は普通に売上ゼロになる時もある。
つまり収入が全くない状態、
事務所借りたり社員なんて雇っていたら、出ていくお金も月うん十万になる。
そりゃあ、守るものが多いと独立なんて無理だと思う。
年齢を重ねて経験を十分積んでから独立すべきという考え方は、
ある意味間違っていると思う。
若くて、失うものもなくて、まだまだ何度でもやり直せる年齢だからこそ、思い切って独立できる。
失敗したらまたどこかに転職すればいい話である。
転職できなかったら、バイトすればいい話である。
何十年も経験を積んでから独立すべきというふうに言われたら、果たしてそれは本当なのかと疑ってみるといいと思う。
独立した後でも経験は積めるのだから。
ただ、何も知識も技術も持っていない状態で独立すると、失敗する確率は上がる。
僕は、失敗する確率をかなり下げてから独立した。つもり、である・・
もちろん、いろんな人に助けてもらったから、こうやって今やっていけてるし、自分の力ではないことは百も承知だけど、
自分なりに、独立を失敗しないための方法を書こうと思う。

最低3年間は会社員としてしゃぶりつくす

最低3年間は、会社員として働くことをオススメする。
その会社で働いている間、あらゆる会社の知識や技術をしゃぶりつくすのだ。
そう言うと、会社員時代に結果を出さなきゃいけないのではないかと思われるが、
結果を出すことが目的ではない、会社で優秀な成績を残すとか、そういうことではない。
それをしたら逆に辞めづらくなる。
上役からも期待され、もっと頑張れ、もっと頑張れと、給料や役職も上がり、より会社との依存関係が深くなる。
何より私は、会社員時代あまり結果を出せなかった。
ではなぜ独立できたのか、
会社にあるあらゆる仕事を見て、真似て、覚えた。
私がいた会社は業界では中規模の広告代理店だったから、
営業、ディレクター、デザイナー、WEBプランナー、マーケターと、様々な職種の人間がいた。
広告に関わるあらゆる仕事が吸収できる環境だったのだ。
別に広告代理店でなくてもそう、
全ての会社に、売上を上げている理由があり、仕事のノウハウがある。
それを吸収してしまえばいいのだ。
私の持っているスキルは、全て誰かに教わった覚えはない。
動画や映像制作の知識や技術は、全て見て聞いて覚えた。
撮影の現場に行かせてもらい、制作の風景を見させてもらい、現場のスタッフに質問し、真似してみる。
編集をしている人に話を聞き、真似してみる。
WEBの仕事もそう、WEBディレクターの仕事を見させてもらい、
あー、ワイヤーフレームというものを作るんだとか、デザイナーとエンジニアにこうやって頼むんだとか、見て覚えて真似する。
資料も全てバックアップをとっておく。
プランナーが作った企画書も、パワポデータをもらってパクる。
営業の仕事を学ぶのも大事。
どうやって仕事の話をもらうのか、どうやってお客さんとの関係値を築くのか、
聞いて見て真似してみる。
見積もりも見させてもらう、あー、原価がこうなってて、それにこのくらい利益を乗せてるんだ、とかがわかるのである。
営業の人と一緒にいると、仕事の金銭感覚も分かってくる。
このくらいだと高いと思われるな、このくらいだと安いと思われるなとか。
このように、あらゆる仕事を見て聞いて覚えて、それを実践してみる。ということをとにかく繰り返した。
3年経った頃、あ、これは自分でもできるビジネスだなという考えまで行くことができる。

とにかくやってみる

ただ、見て聞いて覚えるだけでなく、仕事は実践してみないと、身についたことにはならない。
正直、会社員1〜2年目の頃は、ろくに仕事をさせてもらえなかった。
コピー取り、掃除、エクセル入力、企画案出し、荷物持ち、議事録取りなど、仕事の第一線で活躍できる機会が少なかった、
だが、常に仕事を盗むことだけは意識していた。
企画書のコピー取りの時は、1部多めに自分用にコピーを取って、企画書のスキルを盗んだ。
色々な方の打ち合わせに参加させてもらって、とにかくわからないことはウザいぐらい質問した。
撮影現場に行ったときや、制作会社に訪問したときは、他社のスタッフの人であっても、色々なことを質問した。
どんな機材使ってるんですか?どこから始めたんですか?どんなソフト使ってます?こんなときどうするんですか?
そうやって、知識や技術は吸収する。
そして、どう実践するか。
方法は2つある。

1.圧倒的に仕事を振ってくれる上司に出会う
2.副業する

1の圧倒的に仕事を振ってもらう上司に出会うというのは、
正直、運もある。
現場を経験させてくれない上司は、上司ではない。
仕事は現場でしか覚えないからである。
実践して初めて技術として身につき、次のステップに行ける。
僕は、運よく、仕事をめちゃんこ振ってくれる営業さんと出会えた。
それは本当に運が良かったと思う。
ただ、そのために2つのことをした、
①クリエイティブの部署の上司の下につかない(正しく言えば、下につけてもらえなかった笑)ことと、
②仕事を選ばずになんでもやる。ということである。
クリエイティブの上司の下につかないというのは、クリエイティブの上司の下につくと、何が起こるかというと、メインの業務は全て上司がやってしまうのだ。部下は補佐的な仕事しか回ってこない。
なので私は、クリエイティブの部署の上司の下にはつかずに、営業の上司と直接一緒に仕事をした。
年上のクリエイターやプランナーがプロジェクトに入ることを極端に嫌った。
自分が裁量権を持って仕事ができなくなるのが分かっていたからだ。
そうすることで、仕事を実践できる立場になり、どんどんトライアンドエラーが試せる状態になるのである。
そして、仕事は選ばずになんでもやるということも大事である。
会社員であれば、社内の評価が上がる仕事を欲しがる。
有名なクライアントだったり、予算の大きい仕事だったり。
だから、予算の小さい仕事や、チラシ作り、勝ち目のないコンペ、新規クライアントの自主提案など、結果に繋がりにくい仕事は社内にゴロゴロ転がっている。
そういった仕事も、断らずやりまくったということである。
むしろ、独立してからはそういった仕事の経験の方が役に立っている。
大きい予算の仕事なんて、スタッフがたくさん関わりすぎて、自分が裁量を持って決められる範囲が少ない。
だけど、誰もやりたがらない仕事はやる人がいないから。笑
自分が主導権を持って決められる。
社内の評価は一向に上がらなかったけど、着々と実践スキルを身につけていったわけだ。
そして②の副業をやるというもの。
僕は学んだスキルを、副業で実践していた。
知り合いから仕事をもらったり、クラウドソーシングサイトの仕事をしたりしていた。
安く受けていたから、多少のミスがあっても許させる。
一度めちゃめちゃ怒られたことがあったが、費用を受け取らなければいいのだ、
それで大体解決する。
企画の仕事や、撮影の仕事、編集、デザイン、WEB構築、様々な仕事を、日々の会社での知見を実践する場として活用していた。
やったことのない仕事でも、やれます!とハッタリかまして受けた。
やり方は、やりながら覚える。
ただ、自分にとってハードルが高すぎる仕事はやめた方がいい、
これできんのかな、、、と、少し不安になるくらいでやったことのない仕事くらいがいいと思う。
何事も、地道に実践スキルを身につけていくことが大事なのだ。

長くなってしまう、、、
続きはまた後日。

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