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初めての銭湯で♨️
町内に銭湯が2軒ある。
たまに行く1軒と
少し遠いのでまだ行ったことのない1軒と。
なんとなく今日は行ったことのない方に行ってみようと足をのばした。
晩秋にしてはあたたかな夜風に吹かれてたりらりらん。
受付で入浴料450円を払い脱衣場へ。
脱衣場はガラガラで私一人。
浴場に入ってみても誰もいない。
こりゃまあ貸し切りだねぇ〜♬
なんつてご機嫌さんでかかり湯をし、いざ湯船へ。
と
湯船の上の壁に注意書きが貼ってある。
「よくかかり湯をしてから入ってください」
オケ♬
銭湯だけに、桶♬
マナーは完璧!まかせなさい♬
ふと見ると
その横にもう一行。
「よくオチンチンを洗ってから入ってください」
え。
「よくオチンチンを洗ってから入ってください」
え。
よくオチン……
え。
このところ
歳をとるにつれ、財布を忘れて買い物に行ったり、メガネしたままメガネ探したりと、うっかりミスが加速してきたことは重々自覚していたが。
私は
ついに銭湯で
うっかり
男湯に入ってしまったのですか。
パニック。
おっそろしい音を立てて
全身から血の気が引く。
とにかく一刻も早くここを出なければ。
その時
ガラリと引き戸が開いて誰か入ってきたではありませんか。
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その瞬間のワタクシは綺麗な白目を剥いていたと思います。
あーーー
オワタ。
みなさん今までありがとうさようなら。
ところが入ってきたのはおばちゃん。
おばちゃんやん。
おばちゃんやで。
さらに後から
おばちゃんの二人連れ入場。
ちょっとちょっとちょっと!
みんなしてうっかり男湯に!?
いやいや
んなわけねえわな!!
流石にそれはねえわな!!
ということはここ
女湯で合ってたのぉぉぉぉぉ??
合ってたぁぁぁぁぁ。
安堵で腑抜けのようになりながら湯に沈む。
そして考える。
ほんじゃあこの壁の注意書きの
洗うべきオチンチンというのはなんなのだ。
そうだ。
お母さんが連れてきてる小さい男の子のオチンチンのことなのだ。
という結論がもっとも妥当だ。
しかし。
数年前、Eテレの「バリバラ」という番組で
『体は女、心は男』のおなべ芸人・万次郎さんが
「男湯に入りたい」という夢を実現させるというドキュメンタリーをやっていた。
結果、とある温泉の女将さんのご協力で、万次郎さんは見事に夢を叶えることができたのあります。
真ん中が万次郎さん。
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放送は大きな反響を呼び、いろんな議論がなされたという。
昨今のバリアフリー化が進むLGBTの世界において
「体は女でも心が男なら男湯どうぞ!」という女将さんと同じく
ここの銭湯オーナーの考え方もそうなのであり
「うちの銭湯は、体が男でも心が女なら女湯どうぞ!」
か〜ら〜の〜
その人々に向けた
「よくオチンチンを洗ってから入ってください」
だったとしたら
どうする。
これはもう私の手には負えない問題です。
長々と書きましたが最後に
ここの銭湯に一言。
ややこしぃ注意書きすな。
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