見出し画像

さよなら、おせち。また会う日まで

頑張りました。

頑張り過ぎたかもしれません。

画像2

監督、出てこんでええ。


ちゃうねん、おせちの話しやねん。

嫁いで20数年。

毎年、正月、頑張りました。

オットの実家で、義兄一家と全員集合。

恒例の風景がこちら。

画像1

頑張ってるなあ!!

三段お重2セット、白味噌仕立てのお雑煮、肉料理2種類(ローストポーク、チキン)、きんとん、シメサバ、白菜🥬漬物などなど。

当たり年の人がいる年はこれに鯛の姿焼きが付きますねん。

私の実家はそういう風習がまったくないザ・田舎の地味なる一家だったので、このしきたりを見た時はほんとにカルチャーショックでした。

そして思いました。

これが嫁ぐということかと。

嫁に入るということは、これを受け継ぎ、全うしなければいけないのだと。

覚悟

と心の半紙に書く、当時新妻のワタクシ。


おせち制作チームのリーダーは義母。

主婦歴60ウン年、ゴリゴリの料理の達人。

助手として控えますのが、兄嫁と私。

お煮しめ等のスタメンは義母が一手に担い、

助手はサイドをサポートします。

おとどし暮れの、わがFacebook投稿によると……

『おせちの打ち合わせでオットの実家へ。おヒマな息子とイヌ氏』

画像3

つて。

おせちの打ち合わせって。


はい。

こちら「物事はすべて段取りが大事」党でございます。

目指せパーフェクト!!

がんばるぞ、おー!!

さて集いの当日。

午前中に、各自担当の品を持ち夫の実家に全員集合。

正午とともに祝い膳を囲みます。

料理達人の義母は、毎年白菜のお漬物もこれまたお手製で、これが「フォォ〜♡」って言うぐらい絶品なのです。

お漬物までこんな美味しくできちゃう完璧なお母さんに育てられたら、

そりやあ息子ら(オットと義兄)

そうなるわ。

つまり

妻への期待値、大高騰するっちゅーねん。

余波をモロかぶりする兄嫁と私www

※このえげつないエピソードはまたおいおいと


あっと、ここで。

2014年の重大な投稿を発見しました!

これを読むと

嫁としての正月で私が辛かったのは

おせちの準備云々ではなく


画像4

酒が飲めねぇ

ということでした。

なんやそら!!

だってね

酒飲み一族で育った私にとって、「正月=酒飲み天国」なわけなのです。

ところがオットの実家は真逆でして。

もちろんビールやお酒もあるけれど、

みんなちょっぴり口つける程度。

酔っぱらいゼロの会。

きちんと正座しておせちをいただき、なごやかに談笑をする。

酔っぱらって赤鬼みたいな顔した親戚のオッサンが

「よっしゃ、なんぞ歌おうかえ〜」

ゆうて黒田節を熱唱したり、そのままコタツでイビキかきだしたりするシーン一切あれへん。

子供の頃からそういうオッサンだらけの正月を過ごしてきた私にとって、あのグダグダ感の一切ないキリっとした嫁ぎ先のお正月は、かなり厳しい修行なのでありました。

さてさてお昼の祝い膳がすむと恒例のビンゴ大会。そのあとは花札、トランプなどのゲーム大会へとこちらも恒例のプログラム。

健全に時を過ごし、夕方になると嫁連中は夕食の準備です。

いや、おせち大量にあるやん。

それつつきながらでええやん。

と思うがさにあらず。

すき焼きか、しゃぶしゃぶか、寄せ鍋か。

お肉や蟹などの贅を尽くした食材が登場し、祝いの宴「第2部」が開かれるのです!!!

もちろん酔っ払いゼロの会!!

誰か、さ、酒くれ……。

このルーティンを20数年行なってきたのでございます。

んが!

今年はかの情勢により、チームリーダーより

「宴は中止」

との連絡が届きました。

ついに私は

嫁いで初めておせちのないお正月を迎えたのであります!!

……

気がゆるみました。

ゆるみ過ぎたかもしれません。


2021年元旦のお昼はこちら。

画像6


明けて1月2日現在のお昼はこちら。

画像6


あれやね。

ゆるんだというより

プツリと切れたね。


さて2022年のお正月、

私はどこで何を食べてるのかな??


画像7

#note書き初め #おせち #夫の実家 #宴会 #新年会 #村西とおる #酒 #粉もん #マクドナルド






いいなと思ったら応援しよう!