台湾ドラマ「戰神~MARS~」
主演:ヴィック・チョウ(周渝民)、バービー・スー(徐熙媛)、シュウ・ジエカイ(修杰楷)、メーガン・ライ(賴雅妍)、ショーン・アン(安鈞璨)
2004年 全20話
いしゃーしゃ的オススメ度:★★★★★
(写真:腾讯视频より)
昨年末にリモートで中国の年越しの番組に参加したヴィック・チョウ(以下ザイザイ)。近年はほとんどメディアに姿を見せないため、ちょっと出てくるとジェリー同様、「防腐剤を飲んでるのか?!」と大騒ぎされるが、本当に飲んでいてもおかしくないほどカッコよさを保っている彼が、2021年には久しぶりに台湾ドラマに出るらしい。考えてみたら、彼のことを「流星花園」(花より男子)の花沢類、「貧窮貴公子」(山田太郎ものがたり)の山田太郎としてしか見たことがなかったが、これも観たい作品だったので、新しいドラマの予習を兼ねて視聴。って古すぎるか(笑)。
正反対の性格の二人
ザイザイ演じる大学生チェン・リン(陳零、字幕名は樫野零)は、不良学生のレッテルを貼られているが、明るく女の子にもモテモテで女たらし、そして夢はプロのバイクレー サーになること。
バービー・スー(以下大S)演じる同じ大学に通うハン・チィルオ(韓綺羅、字幕名は麻生キラ)は、高校時代から男性恐怖症で、自分から口を開こうとしないし、女の子の友人さえいない。絵を描くのが好きで、美術部に入っている。
ある日、美術室で英語の教師からセクハラを受けそうになっていたキラを零が救う。そこから少しずつ親しくなる二人、零はキラの絵のモデルになり、次第に心の距離を近づけていく。
二人が抱えるそれぞれの家族の問題
二人は付き合うようになるのだが、キラは継父との問題、零は自殺した双子の弟に対する後悔、父親との確執などを抱えていて、なかなか思う通りに交際が進まない。しかしシュウ・ジエカイ演じる零の親友アン・ダーイエ(安達也、字幕名達也)や、メーガン・ライ演じるライ・チィンメイ(賴晴美、字幕名晴美)の助けもあり、いろいろな困難を乗り越えていこうとする。
しかし、家族の問題だけでなく、勝手に零に憧れていたショーン・アン演じるトンダオ(字幕名桐島)が登場するあたりから、零とキラの身がさらに危険に晒されそうになってくる。
桐島、そして家族との不和の問題を二人は乗り越えられるのか?
もはや台湾ドラマの定番
日本の漫画が原作だし、もはや台湾ドラマの定番となっている作品なので、ストーリーに関してはいうことなし。メインの二人、達也と晴美のラブストーリーだけでなく、日本でのオートバイレースや、零の家族の死因もミステリー仕立てになっているため、全く飽きさせない内容の濃さであった。
そして台湾ドラマではお馴染みの面々である、元バイクレーサー役のダイ・リーレン(戴立忍)、大学教授役のレンゾ・リウ(劉亮佐)、零の父親役のチャン・グオチュー(張國柱)は、零とキラを見守る大人達として登場し、さらに物語に深みを与えてくれていた。チャン・グオチューは私的にはいつもジェリーパパっていう感じだったが、ザイザイのパパ役を先にやっていたんだと改めて知った。
それにしても、ザイザイがカッコ良すぎて最初から最後まで画面に目が釘付け❣️F4はジェリー、そして次はヴァネちゃんだったけど、ザイザイ↑急上昇↑(ケン、ごめん)。花沢類のほんわかとしたイメージしかなかったが、ここでは明るくてエネルギー溢れているものの、暗い過去から滲み出る悲しみ、そして男の色気を全て出している零をとても魅力的に演じていた。
大Sもつくし役よりこのドラマの方が気に入った。確かこのドラマの共演で二人が付き合うようになったんだと思うが、とてもケミストリーがあって良かった。
桐島役のショーン・アン、他にどんなドラマに出ているのかと調べてみたら、なんと!2015年に31歳の若さで肝臓癌で亡くなっていた。残念。
ちなみにこの作品、日本でも2016年に藤ヶ谷太輔と窪田正孝主演でテレビドラマ化されている。窪田正孝が桐島役っていうのはハマっていそうだが、こちらは観ないだろうな。
こちらがアラン・クーが歌うオープニングテーマ♪ドラマで聴いているときにはもちろんわからなかったが、このMV見たら、え、この人!ってびっくり。2017年の香港ドラマ「OCTB(反黑)」に出てた!
ザイザイと大Sのデュエットのエンディングテーマは歌詞の和訳付きでこちらの風流るさんの記事でどうぞ♪
そして、ついでに!F4がイメージキャラクターを務めていた、劇中にやたらと出てくる(笑)炭酸飲料の一番効果的なコマーシャルと言われたこちらのMVもリンク♪ F4のみんながめちゃくちゃカッコいい❤️