見出し画像

韓国ドラマ「熱血司祭」シーズン1

主演:キム・ナムギル、イ・ハニ、キム・ソンギュン
2019年 全40話
いしゃーしゃ的オススメ度:★★★☆☆
(写真=アマゾンより)

続いてます、キム・ナムギル祭❣️
こちらも昨年末に完走した一本。『アイランド』を観始めてしまったのだが、なんかナムギルの姿が重なってしまうので、とりあえずこちらの感想文も書いちゃおう。

神父の死をめぐるコメディタッチのアクションミステリー

司祭のキム・ヘイル(キム・ナムギル演)は、麗水から父親同然のイ・ヨンジュン神父(チョン・ドンファン演)がいるソウルのクダム聖堂にやって来る。イ神父に温かく迎えられ、何とか穏便に過ごそうと思うヘイルだが、怒りをうまくコントロールできず度々かんしゃくを起こす。
一方、上昇志向の強いソウル地検の検事パク・キョンソン(イ・ハニ演)は、教会でヘイルに会う。ヘイルが気になるが、冷たく突き放されてしまう。
この町には議員など町の有力者で構成される裏社会カルテルがあるが、彼らのために汚い仕事をこなすチョルボム(コ・ジュン演)に抗議をしている人たちを、ヘイルは見捨てることができない。チョルボムを聖堂に入れるべきではないと主張するヘイル。信者を選ぶなどもっての他だとイ神父に怒られ2人は衝突する。その夜、イ神父は何者かに呼び出されるのだが翌日、遺体となって発見されて―!?

『熱血司祭』日本公式サイトより、一部加筆

早い話が、聖職者、検事、警察が手を合わせて、町の悪者をやっつけ、イ神父の死の謎を追求するというストーリー。
悪者カルテルのさまざまな企みを、派手なアクションをコメディタッチで絡みながら暴いていく。

警察コメディものはやっぱり苦手

もちろんキム・ナムギル目的で観た本作、彼のキャソック姿がこれまたカッコ良すぎた!黒い長い裾を翻しながら、長い足で思いっきりキックしちゃったりしてもう惚れ惚れ💕『マトリックス』のキアヌ・リーブスの長い黒コート姿も惚れたが、それももうだいぶ前のこと。やっぱり今は、こういう姿はナムギルだなぁ。

もう一人カッコよかったのは、悪者のチョルボム役のコ・ジュン(写真左)❣️

二人のアクションシーンは見もの!(Picture CTTO)

コ・ジュンもナムギルもとにかく強いし、カッコよかったが、ナムギルはなんと本作アクションシーン撮影中に、2度も骨折したそう!そりゃそうだな、あんなシーンばっかりだったら、怪我をしない方がおかしい。
とにかくキャストの体を張ったアクションシーンは見どころといえる。

ただ、やはり個人的には警察バディもの系は苦手。キム・ソンギュン演じるク・デヨンとクム・セロク演じるソ・スンアのコンビも悪くはなかったが、ちょっと彼の演技がくどくてあまり入れず。。。他の警察のメンバーも皆いろいろなドラマでも見ているメンツで悪くはないのだが、なんかなぁ。
これは私の好みなので、コメディタッチのバディものが好きな人にはたまらない部分なのかもしれない。

韓国におけるカトリック教

それにしても韓国ドラマでは、教会でお祈りするシーンなど、カトリック教徒がよく出てくる。しかも本作は司祭が主役!アジアではフィリピンだけがカトリック教徒が多いかと思っていたが、ちょっと調べてみたら、2020年の統計だと韓国全人口の11%がカトリック教徒らしい!プロテスタントも含めたキリスト教徒として数えると、人口の30%近くになるらしい。日本では各派含めたキリスト教徒が1%に満たないらしいので、大きな差である。

まあ私も、多くの日本人同様、宗教にはそんなに興味ないので、司祭が主役なんていうドラマは本来ならスルーしてしまうところだが、ナムギル主演ということで観てみた次第であるが、こんな司祭とかをアクションとかコメディにしちゃってもいいのかな?とも思ってしまった。でもそれだけ韓国人にとっては身近な、親しみやすい存在でもあるのかもしれない。

もう一つ訳のわからない新興宗教の教祖なんかも出てきて、その辺りは結構笑える部分でもあったし、とにかくナムギルはめちゃくちゃカッコよかったけれど、今年公開されるらしいシーズン2はもう観ないかな。

OSTはどれもノリがいい感じの曲が多かったが、こちらがメインの一曲でノラジョという男性デュオが歌う『HERO』♫ このMVの格好が吹っ飛んでいるが、ノラジョはいつもこんな感じらしい。


この記事が参加している募集