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日本ドラマ「テッパチ!」

主演:町田啓太、佐野勇斗、白石麻衣、北村一輝
2022年 全11話
いしゃーしゃ的オススメ度:★★★★☆
(写真=フジテレビ公式サイトより)

もう一本、夏クールのドラマで完走したものを。
軍隊ものということで、中国のを観終わったばかりということもあり、実は最初は全く観るつもりはなかったのだが、noterさん達とのやり取りで気になったので、観ることにした次第。町田啓太君だしね!

自衛官を目指す逸れものたち

町田啓太演じる国生宙は高校卒業後、その日暮らしをしていたが、街中でのケンカが原因で仕事をクビ、住んでいたアパートも家賃滞納で立ち退きを言い渡される。そんな彼に「お前にピッタリな仕事を紹介してやる!寮完備で三食飯つき!体力自慢のお前にはもってこい!」と声をかけてきたのが、北村一輝演じる陸上自衛隊の3等陸佐で、教育中隊長をしている八女純一だった。
八女によって誘われた宙のような進むべき道を見失った若者や、佐野勇斗演じる馬場良成など自衛官になるという明確に目的を持つものたちが、一つのチームとなって、自衛官採用試験のために一緒に訓練をしていく、青春物語である。
フジテレビ公式サイトより抜粋

ストーリーは二部に分かれており、一部では試験を目指す訓練の状況が、二部では合格して晴れて自衛官になった宙たちの入隊してからの状況が描かれる。

軍隊ものとして観なければ悪くない

上記のように中国の軍隊もの、それに軍事法廷とちょっとテーマは異なるが、韓国のも観たばかりなので、それらに比べてしまうと訓練や任務の描写などは見劣りしていると言わざるをえない。

戦車やヘリコプターなどは、いくら防衛省の全面協力があったとはいえ、中国の人民解放軍とは比べ物にならない。まあ、中国のはとにかくスケールが違うし、迫力満載、逆に日本は自衛隊の軍事的アピールをしてしまうと、近隣諸国から文句も出かねないので、このぐらいでいいのかな。
公式サイトにも「熱き青春ドラマ」と謳われているので、細かい技術的な部分は気にせず、あくまでもヒューマンドラマとして観るべきであろう。

確かに、自衛隊に入りたいという理由も、候補生たちがそれぞれの事情を抱えているところや、訓練にめげそうになったり、チーム内での人間関係に悩んだり、様々な角度から自分の弱点に気付かされたりと、メンバーそれぞれのドラマにもなっており、なかなか面白かった。

兵役は義務の韓国、義務ではあるが現時点では志願兵で足りているらしい中国(兵員数などその辺の詳しいことは一切公表されていない模様)とは違い、志願兵によって成り立つ自衛隊も、フィクションとはいえ志願の動機に皆オリジナリティがあった。

その他いろいろなエピソードも、オリジナル脚本とはなっているものの、もしかしたら案外実話にインスピレーションを受けてるのかな、と思ったりもした。特に衝撃的だった第10話の展開。宙たちが自衛隊の広報活動の一環でお見合い番組に出演するのだが、自衛官のお見合い番組は実際にあったし、その後の展開は全部とはいえなくても、ありえるのかもと思った。

みんなの軍服姿も見どころ!!

さて、青春ドラマでも、ヒューマンドラマでもなんでもいいのだが、軍隊ドラマにイケメンは必須である!!

日中韓、今年の軍隊ドラマの顔!!
左より、ホアン・ジンユー(黄景瑜)、アン・ボヒョン、町田啓太。
中国は他にもシャオ・ジャン(肖战)やヤンヤン(杨洋)も今年軍隊ドラマに出演している。(PICTURES CTTO)

全員同じポーズの写真が見つからなかったのだが、3人とも軍服での立ち居姿がなんともいえずかっこいい❣️

あれ、これってBLドラマだったっけ?と驚くぐらい、よくあるシャワーシーンから筋トレシーンなど、逞しいイケメン好きには大いに満足感あったのではないだろうか(笑)。第一部のキャストたちもみんな良かったが、個人的には町田くん以外は第二部のキャスト、特に久保田悠来と工藤阿須加が、イケメン度だけでなく、キャラとしての演技も良かった。

あと「軍隊で白石麻衣なんて美人すぎてありえない!」みたいな感想も結構あったようだが、そこはドラマなんだから〜って笑って観なくては(笑)。中国のも韓国のも美人が勢揃いだし(特に中国はレベル高し!)、中国のは何組もカップルだって誕生させちゃう!

このドラマを観てどのぐらいの人が「俺も/私も、自衛隊に志願する!!」ってなるかは知らないが、観ていて楽しい青春ドラマだったかな。

こちらがGenerations from EXILE TRIBEが歌う主題歌の『チカラノカギリ』♫明るい元気な歌。


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