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台湾ドラマ「華燈初上 -夜を生きる女たち- シーズン3」(华灯初上3)
主演:ルビー・リン(林心如)、シェリル・ヤン(杨谨华)、リディアン・ヴォーン(凤小岳)、トニー・ヤン(杨祐宁)、デレック・チャン(张轩睿)、パフ・クオ(郭雪芙)
2022年 全8話(シーズン1〜3、全24話)
いしゃーしゃ的オススメ度:★★★★☆
(写真=Netflix公式サイトより)
2021年から8話ずつ3つのシーズンに分かれて配信された本作、ついに最終シーズンを迎えた。もうここまでくると、どうしても前の2つのシーズンの内容に触れないわけにもいかないので、一応この記事を読んでくださっている方はシーズン1と2を視聴済みという前提で。
すべての事件が解決
って最終シーズンなんだから当たり前なのだが(笑)、自分の整理のためにも、なんの事件だったのかをおさらい。
(1)スーママ殺人事件
台北の歓楽街にある日式クラブ「光ヒカリ」にはスーママ(シェリル・ヤン演)とローズママ(ルビー・リン演)という二人のママさんがいるが、スーママが山中で遺体で発見される。
(2)麻薬密売事件
「光ヒカリ」で働くホステス百合(ニッキー・シエ 謝欣穎演)は付き合っているホスト・ヘンリー(ワン・ポーチエ 王柏傑演)に麻薬を売るようけしかけられる。しかしその麻薬がクラブで客に売る前に紛失してしまう。実はスーママが見つけたのだが、意外にも他の人を貶めるために利用する。
(3)チャン・ハン殺人事件
ローズママの恋人で、有名脚本家のチャン・ハン(リディアン・ヴォーン演)が雨の夜、何者かに車で轢き殺されてしまう(シーズン2の最後)。実は彼が仕事でよく使うボイスレコーダーにスーママ殺人事件の真相が偶然にも録音されていたのであった。
と以上、メインとしては3つの事件があるのだが、クラブで働くホステスたちの人間関係及び彼女たちの過去、警察内部の人間関係、これらが非常に複雑に絡み合っていて、なかなか気の抜けない作りになっている。特に、スーママの悪女ぶりが結構明らかにもなり、本作のかなり終盤になるまで、全く犯人の予想がつかなかった。
やっと待ちに待った人物が!
シーズン1の記事からずっと書いているが、私が楽しみにしていたのはなんといってもシュウ・ジエカイ(修杰楷)!←誰?っていう方、この記事では彼を見出し画像にしました!
彼は検事役だが、実は上記の一つの事件の黒幕。しかも意外な人間関係があることがわかり、短いシーンだったが、本作ではとっても満足のいく形で出てくれた!(って大喜びしてるの、私だけ?笑)待った甲斐があった。。。
はい、私も百合ちゃんと一緒に、ベッドの下に隠れていたかったです。
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とそれは冗談としても、彼もいつもは結構爽やかな役が多いので、こんな悪党ぶりもとても良くて気に入った。
さてさて、かなりの最後になって驚きのゲストも登場!一瞬目を疑ったが、やはり彼だった、レイ・チャン(張睿家)!
本作は3シーズン通して、本当に豪華なゲストが登場する。詳しくはこちらの中国語のウィキペディアのキャストリストを参照していただきたい。台湾ドラマや音楽が好きな人が見たら、知っている名前が必ず見つかるくらい、たくさんの人が名前を連ねている。
できればシーズンに分けてほしくなかった
なかなか見応えのあるミステリー&サスペンスに仕上がっていたが、個人的に視聴の仕方を失敗したと反省。たった24話なので、全部出るのを待って続けて観れば良かったと後悔している。シーズン2もシーズン3も、そんなに間を置かないで出てきたが、それでも約1ヶ月ずつは空いているため、ちょっと前シーズンの細部などは結構忘れてしまっていたところも多い。
例えば、なぜ過去にローズママが刑務所に入っていたか、これはよく思い出せなかった、というかわからなかった。
それに愛子(パフ・クオ演)がなぜ別のクラブに移ったかの経緯も、ちょっと思い出せなかった。
その他細々と、「あれ、どうなってたっけ?」なんて部分もあったので、全体的な筋は明確であったが、「〇〇の死のX日前」という風に、時系列が結構よく飛ぶので、ゴタゴタ感はある。
なので、もう全シーズン出たことだし、これから視聴しようという方は、問題なく24話を続けてみることができるからいいだろう。
今年後半にはまたまたNetflixで、宮部みゆきの小説の台湾実写版『模倣犯 〜Copycat Killer〜』も出る予定!こちらでも本作のウー・カンレン、ルビー・リンなどが出演予定で、俳優陣がとても豪華なので、今から楽しみである!
シーズン1の記事ではオープニング曲、2の記事では挿入歌とリンクしてきたので、最終シーズンのこの記事ではエンディング曲の告五人が歌う『好不容易 Finally』♬ MVには本作の主人公ルビー・リンと、なんと『Craving You ~君に焦がれて~』の主演のデビット・チウも出てた!