闇ループ
私は40半ばの無意味で無機質に過ごしたこの時間。
なんとなく子供が買うマンガを読んでみた。
呪術廻戦というマンガだった。
40半ばにして吸い込まれた。
この夏油傑というキャラクターに近い心情が私の現在にはあった。
術師という人についた呪いを払うというのが役目のキャラクターである。
そして払ったものを自分の口から取り込むという作業をする。
払う取り込む払う取り込む、そして払う取り込む、また払う。
その時は感謝し、讃える時間が経てばそれも記憶から消える。
社会も同じように
仕事する帰る仕事する帰る、そして仕事する帰る、また仕事する帰る。
気が狂いそう。
夏油傑も同じように繰り返してやがて一線越えてしまった。
誰にも理解されない。
誰にもわからない。
私が抱える闇は他からみたら光かもしれない。
でも他人にはわからないそれが闇だから。
人が絡み合う欲が絡み合う。
欲深い人が罪。
一番の罪。
やばいのはわかる。
それはわかる。
でも所詮他人が決めている事。
自分はそれでいい。
それがいい。
夏油がいい。
夏油の闇が私と重なる。
私の闇が夏油と重なる。
闇の無期限ループ。