秋の彼女と沖縄激安ツアー
11月に何年かぶりに3連休が取れそうだ。久しぶりに旅行でもどうだろう。そう思ってネットサーフィンをしていると見つけました。激安ツアーを。
沖縄、二泊三日。往復の航空券とホテル代込みで16,000円。
ダイジョウブなんだろうか…
「ねぇ、私。しあわせすぎて怖い…」
と普通の人なら安すぎて心配になることでしょう。だが毎日Big-Aの187円の弁当を食べている僕には”危険な安さ”にまったく抵抗がない。安いことはいいことだ!
そうだ、沖縄へ行こう。
しかしデフォルト設定の朝7時台の成田発は嫌。昼の便に変更してもらおう。+1,000円。そしてホテルは一人部屋に。+2,300円×2泊。合計21,600円。これでも十分激安だ。
よーし、行くぜ沖縄。待ってろシーサー!
さて当日。飛行機はジェットスター。
小さい、狭い、とは聞いていたけど座ってみると足を組めるくらいの余裕はある。(175cm70kg)さらに隣が空席だったため、空の旅は快適でした。
機内ではあらかじめアマプラからスマホにダウンロードしておいた『エクストリームジョブ』を鑑賞。「班長強いな!ww」と笑いながら約3時間で那覇空港に到着。
空港直結のモノレールの駅へ。こちら日本最西端の駅らしいです。
空港からホテルのある『県庁前』駅までは13分。アクセスがいい。
そして駅から歩いて3分、今回の宿『コンフォートホテル那覇県庁前』。フツーのビジネスホテルですね。悪くない。
ちなみに有料テレビは伝統的な1枚1,000円のカードを使うタイプ。買いませんでした。今回の旅はテレビ見てるほどホテルでゆっくり過ごせる時間ないので。いや、そもそも見たくありませんので…
ホテルに着くと荷物を置いて、さあ国際通りへ。
なのですが、夜のお店のお話は長くなりそうなので、パート2『ほぼ天国!~沖縄センベロロード』でまとめたいと思います。(二日間で回ったお店12店舗)
深夜にホテルに戻ってきて翌朝。うっすらとした二日酔いの中、ロビーに降りると。なんとこのホテル、朝食が無料でついてる。普段朝は食べないのだが無料と言われると食わないわけにはいかぬ。義を見てせざるは勇無きなりなのである。
フツーの朝食ビュッフェですね。しかし!沖縄そばが!
味はまあまあ。僕の盛り付けが壊滅的なセンスで申し訳ない。
朝食を食べ終わったら、ホテルから歩いて2分のニッポンレンタカーへ。これも早割を使って予約してたので、12時間 3,420円で借りられました。きれいなトヨタヤリス。Bluetoothでスマホの音楽は聴けるし、ナビも「余計なお世話や!」ってぐらいしっかりと案内をしてくれました。
さあ、那覇から1時間で最初の目的地、万座毛に。
写真を撮るたびに思うのは、写真じゃ伝わらないってこと。
この壮大な景色。ちゃんと自分の目で見ないと、その広さや大きさ、美しさはわからない。
この景色の中、修学旅行生に混ざりながら必死に自撮り+加工を繰り返す僕。おかげでけっこう長い時間滞在できました。
テラスでのんびり、お昼ご飯に豆腐ちゃんぷる。
万座毛から車で移動すること20分ほど。前兼久漁港へ。
この海の色。なんていう青なんでしょう。美しい。
さてこちら。本日のメインベント、体験ダイビングの集合場所です。
11月でもダイビングができると知ったのは旅行の2日前だったので、あわててAmazonで水着を注文しました。11月に水着なんてどこにも売ってませんからね、プライム会員、万歳。
でもね。日頃から「年齢は関係ない。いつだってやりたいことをやれる」と言ってる僕ですが、実はちょっと危なかったのです。
体験ダイビングには年齢制限がありました。なんと60歳まで。
体力うんぬんではなく保険に入れないそうなんです。そう言われるとしょうがないですよね。50代でよかった。このタイミングで来ておいてよかった。
ウェットスーツに着替え、船に乗り込み、ダイビングポイントに出発です。
ちなみに写真は全部インストラクターさんが撮ってくれて、あとでスマホにデータ転送してくれます。イマドキのサービスですね。(彼女、風で目があけてられなかったようです)
船の上ではレギュレーターをくわえて呼吸の練習です。
「いいですか。吸わなくていいです。吐くんです。海の中であわてたり怖くなると、吸う事ばっかり考えちゃうんですよ。でもね、吐かないと吸えません。出さないと入れられないんです」
インストラクターさんの言葉に呼吸の方法と共に、人生を教わりました。
さあ、ポイントについたらドボーン。
ニルヴァーナ感。
耳抜きができなくて焦りましたが、ゆっくりと潜っていくと、見たこともない美しい青。
エサに寄ってくる魚たちがかわいい。海の底では亀さんとの出会いがありました。
海の中は20分ほどだったと思います。
この日まで「ダイビングって魚見るだけやろ? 水族館と同じやん」と思ってましたが、実際海の中に入ってみると違いましたね。完全に別世界にいる感覚で、とてもよかったです。
みなさんも60歳になる前に、ぜひ。
さあ、次の目的地はティーヌ浜。ここには嵐のCMで有名になった ハートロック があります。車で1時間ほど走るとありました。
これです。
う~む、天気が悪いせいなのかピンときません。ハート型ではありますが、ただの岩…
くやしいので空を ”晴れ” に画像加工してみました。
おー! ただの岩がロマンチックに見える! 嵐の曲が聴こえてくる!
やっぱり青空ってすごいですね。それより画像加工ってすごいですね、おそろしいですね。
カップルの聖地ということで、彼女も喜んでくれました。
ということで本日の観光はこれにて終了。ここから那覇まで車で戻るのですが。ここで想定外の出来事が。
渋滞がひどい!
たまたまだったのかもですが、夕方の那覇に向かう道がずっと渋滞で、ホテルに着くのが予定より1時間遅れました。沖縄に渋滞のイメージをまったく持っていなかったので、これは予想外でした。
なんとかホテルに戻ったら疲れた体にムチを打ち、二日目の『沖縄センベロロード』です。これもまた後日まとめさせていただきます。
深夜にホテルに戻ってきて翌朝。またまたうっすらとした二日酔いの中、ロビーに降りて朝食を。
外を見ると雨。雨男は強し。最低でも雨、最高でも雨、那覇でも雨。
お昼の便まで時間があるので、ホテルからモノレールに乗って沖縄県立博物館に行くことにしました。
ここでは沖縄の自然や歴史を知ることができます。
とても明るい沖縄の人達。ですがその歴史は、侵略と戦いの歴史でもあるのだと学びました。
この旅ラストは沖縄飯は那覇空港でタコライスとオリオンビール。
立派なリゾートホテルではないけれど。
贅沢はできなかったけれど。
二泊三日の沖縄旅行、とてもよかったです。
さよなら沖縄。
また来るね。60歳になる前に。
「沖縄、よかったね」
「そうだね。時間があったらまたどこか行こうか」
「暖かくなるたびに北上していくのはどう? 真夏に北海道とか」
「いいねー。じゃあ次はまだ寒いだろうから奄美大島あたりかな」
「奄美行きたい!」
「よ~し、また激安ツアー探しちゃうぞぉ~」
「激安ツアー、最高!」
激安の単独無酸素一人旅。
次回は2月の『真冬の彼女と奄美大島激安ツアー』で。
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【彼女とデートシリーズ】