高さ22mの『大鳥居』
お台場には巨大なユニコーンガンダムが立っていますよね。
伊勢にはそのガンダムと同じくらいの大きさの『鳥居』が立っています。
伊勢に自家用車で来た方は伊勢インターで降りて内宮と外宮に向かった方が多いと思いますが、その道にはないんですよね。
イセシマップのピンが打ってあるところに『大鳥居』があるのですが、普通に車で通っても大きすぎて車で通り過ぎる際に気が付かないことが多いです。
このみちは『御幸道路(みゆき)』と言われる道で1910年に開通したと言われています。
この道ができるまでは伊勢参宮街道(古市街道)しか外宮と内宮に行く道がなかったらしく、結構不便だったそうです。
確かにあの道ってかなり幅が狭くて、勾配が急なのでとても車で行くとしても慣れてないと危険なんですよね〜
1800年代後半に初めて明治天皇が伊勢神宮に参られた際、道が不便だということが問題になりこの御幸道路は作られた様です。
話戻りまして、この大鳥居に関してなんですが『まあよくこんなでかいもの作るお金があったなぁ』と思うじゃないですか。
しかもこの大鳥居は2代目で1代目は1956年から1988年まで伊勢市駅前にあったそうです。
しかも寄付してくれたのはパナソニック創設者の松下幸之助さんでした、伊勢神宮が京都の神宮と比べ『清楚』であったため神社への認識が180度変わったそうで1966年10月から、(伊勢)神宮崇敬者総代を務めていたそうです。
しかし伊勢市駅前開発の際に大鳥居が撤去された後、伊勢市民の間で再建を望む声が上がりそれを聞いた桑名市にある勢濃工業株式会社さんが現在の2代目大鳥居を建設してくださった様です。
御幸道路の街路樹は真珠養殖のパイオニア御木本幸吉さんが寄付して作られているそうで
いや〜 いろんな方々の手によって自分の故郷の魅力が作られているのは本当にありがたいことですね。
この鳥居を見ながら外宮・内宮を行き来したい方は人力車を使うのがおすすめだと思いますので、車夫さんにぜひ『大鳥居』が見えるルートでと伝えてあげてください。