「学問のすゝめ 初編」(くだけた現代語訳)
人の差とは 「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」世界ではこう言われています。天が人を誕生させた時、人はだれもが同じ身分に生まれ、生まれながらにして、尊いとか卑しいとか、そんな差別はありませんでした。
天は、万物の霊長として、肉体と精神を持った人間は、天と地の間にあるすべてのものを活用し、それを使って衣食住を満たし、自由自在に生き、他人の迷惑にならないようして、誰もが安心して楽しく、この世で生きていけるようにしてくれています。
広くこの世界を見渡してみると、賢