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老獪ロッカーの友情賛歌、94位の栄冠に輝く ―― 1982年、94位 The Rolling Stones "Waiting on a friend"

おいおい、みんな聞いてくれよ!1982年、ディスコが息絶え絶えで、ニューウェーブがうねうね這い回ってた頃の話だ。あの「舌んベロりんチョー」こと、ローリング・ストーンズが「Waiting on a Friend」って曲で、ビルボードの年間チャートに滑り込んじゃったんだぜ。なんと94位!まさに「ギリギリセーフ」ってやつだな。

「友達待ってる〜♪」なんて歌ってりゃ、そりゃあ94位にもなるわな(笑)。でもな、これがまた妙にカッコいいんだ。

ミック・ジャガーのアヒル口から零れ落ちる歌詞が「友達待ってんだよね〜」って感じで、みんな「おいおい、ロックの帝王様がそんな寂しいこと言っちゃっていいの?」って思ったかもしれない。でもよ、これがまたグッとくるんだ。

ここでポイントなのが、サックス吹いてんのが、ジャズの巨人ソニー・ロリンズってことだ。ロックンローラーがジャズマンと組んで、しっとり系の曲作っちゃうなんて、なんともセクシーじゃないか。まるで「ロックとジャズの禁断の恋」みてえだぜ。

この曲、実は「タトゥー・ユー」ってアルバムに入ってんだけど、これがまた面白い。昔録りためた曲のおこぼれを集めて作ったアルバムなのに、大ヒットしちゃったんだから。まさに「古酒は香り高し」ってやつだな。当時のプロデューサーは、きっと「やべぇ、新曲作る金がねぇ」って焦ってたんだろうな(笑)。

80年代初頭ってのはな、音楽のるつぼみてえな時代だったんだ。ニューウェーブにシンセポップ、それにヘヴィメタルまで、みんな好き勝手やってた。そんな中で、もうすでに「おっさんバンド」の領域に突入してたローリング・ストーンズが、こんなバラードでチャートインしちゃうんだから、やっぱ「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」ってやつだな。

結局さ、この曲が教えてくれてんのは「友情の大切さ」なんだけど、俺に言わせりゃ「ロックンローラーだって、たまには甘ったるい歌詞書いていいんだぜ!」ってメッセージも込められてると思うんだ。それに「古いネタでも、うまく料理すりゃイケるんだぜ」っていう音楽業界への警告でもあるよな。
だって、この曲調、この時代にしても古臭いもんな。ニューウェーブの時代にジャズだぜ? まさにチャーリーの面目躍如と言ったところだよな。ジャガー/リチャーズだけにスポットライトが当たりがちなストーンズだけれど、この曲は、彼の正確なドラミングがあってこそだと思わねえかい?そう、この曲で一番待ち遠しいFriendはチャーリーなんだ。万歳!

さぁて、みんなも「友達待ってる」って言いながら、ビールでも飲みに行こうぜ!...あ、でも未成年はダメだからな。コーラでも飲んどけ!そんで、この曲かけながら「ねぇねぇ、この曲94位なんだぜ?」って、マニアックに自慢しちまおうぜ!

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