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こどものにほんご|記憶の定着:時間をおいてくりかえす(11)
日本語学習の成功体験を積む有効なものとしてテストも繰り返す
同じプリント学習でも「テスト」と名がつくと
少し緊張感をもって取り組みます。
前の時間に習ったことを忘れてしまった時
「あれ?なんだったっけ?」と真剣に考えることが
とても良い刺激になります。
答え合わせの時
最初子どもたちは嫌がるのですが
黒い鉛筆に埋もれてしまわないように
書き間違いや空欄は
赤鉛筆など目立つ色で答えを書くようにしていました。
(書き間違いの上には重ねず、近くのあいている所に)
何が出来て何が出来ていないのか
成果と課題を浮彫りにすることで
次に生かすことができます。
日を改めて同じテストを繰り返すとき
1~2分でも、赤鉛筆で書いてある所を見る
時間を設定すると、その日のテストは前回より
良い点になります。
日本語ファイルをめくれば、いつでも確認できます。
不本意な気持ちで日本語学習に取り組んでいた児童や
幼すぎて日本語学習の必要性を真剣に考えられない児童も
出来ることが増えると、日本語学習に対して前向きになっていきました。
消しゴムや黒い鉛筆を使わない理由も子どもたちは
どこに注目して振り返りをすれば良いか分かるので
納得するようになります。
2回目(クレヨン型)
色の名前確認テスト
![](https://assets.st-note.com/img/1728343574-4VkxwKUWNjdGaqv5Y02MSCBm.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1728343586-QfgLcoOHC5SRrheAa6DqwB7E.png?width=1200)
3回目(クレヨン型)
問題数を増やしました。
手裏剣の数が、4回目を表しているのは
伝統色のテストが順番として3回目だからなのですが
自分でも「あれ?手裏剣の数と合わない…。」
とちょっと考えてしまいました。
言葉がまだあまり通じない相手に提示する
数も言葉も厳選しなくてはならないと思いすぎて
分かりにくくなってしまっていますね…。
![](https://assets.st-note.com/img/1728343020-Ih5BXrVJjE308tkZOCKFUYcP.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1728343034-Vl1bX8iQvyRS23L9OxU0NfmJ.png?width=1200)
ページがとびとびなのは、こまめに内容を切り替えて
飽きやすい子も集中できるように
と考えてのことなのですが、今までのページ番号が
間違っていたことに今気づきました。
需要があるかは甚だ疑問なのですが
気づいた所は直しました。失礼いたしました。
今回のミニテストは、少し時間をおいての繰り返し
という意図で間隔を開けています。
ページ番号をふってはいますが
どのページに取り組むかは
その子の発達段階やニーズに合わせて。
「繰り返し」が大切とお伝えしていますが
何度も確認テストが必要でない場合は
省略してください。