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こどものにほんご|日本の国鳥キジ ラクダは… 日本人学校 「任天堂に関わるすべての人を笑顔にする」 :らりるれろ(20)
ラクダが国獣なのは…
日本の国鳥は雉
桃太郎のお供として登場するあのきじです。
国鳥
その国を代表する鳥。
日本ではキジ。1947年日本鳥学会が選定
らくだは、どこの国獣かご存じですか?
砂漠の国で働く「らくだ」を思い浮かべる方が多いと思います。
アラビア半島の大部分を占めるサウジアラビア王国です。
食料の提供や住居や労働や娯楽や同伴に使用され、ラクダはサウジアラビアの生活と密接に関連してきました。
サウジアラビア王国と日本人学校
2025年、日本とサウジアラビア王国は外交関係樹立70周年を迎えます。
日本とはどのような関係なのか「学研キッズネット」で紹介されています。
サウジアラビアの会社Manga Productionsと東映アニメーションが共同制作したアニメ『アサティール 未来みらいの昔ばなし 2』が2024年11月3日朝7時からテレビ東京で放送されるそうです。
主人公達にサウジアラビア王国の昔話をするおばあちゃんの声を担当するのは野沢雅子さん。
外務省によると2024年1月時点で 在留邦人628人
リヤド日本人学校 (小学部、中学部)
ダハラン補習授業校 毎週金曜日に開校
ジッダ日本人学校(小学部)
児童生徒数はあまり多くはないようですが
地元と日本のアニメ会社が制作した
サウジアラビアの昔話を未来の視点から紹介するアニメ
住む国や人々への理解を深める良い教材になるのでは。
海外日本人学校とにほんご教材
ネット社会になり何処でも教材を手軽に入手できる
ようになったと思っていたのですが
2020年出版の「リンガフランカとしての日本語」を読み
そうでもないことを知りました。
「リンガフランカとしての日本語」
多言語・多文化共生のために日本語教育を再考する(2020)
第3章
香港日本人補習授業校での授業実践 明石智子 著
1.継承語としての日本語教育
2.香港内の日本人にルーツをもつ子どもたちと継承日本語教育
明石智子さんは、香港日本人補習授業校での貴重な実践をまとめて下さっていて、この時はじめて私は「継承語」という言葉を知りました。
継承語の定義はさまざまらしいのですが、明石さんは
下のバルデス教授の定義に倣っていらっしゃいます。
継承語学習者
現地語以外の言語が使用されている家庭で育ち、その言語(継承語)が話せる、あるいは聞いて理解だけできる、読み書きまでできるなど、言語力の程度の差はあれ、現地語と継承語のバイリンガル
明石さんは著書の中で、継承語として日本語を学びたい・学ばせたいというニーズがあるのに教材の選択肢が少ないと述べられています。
香港でそのような状況だったとしたら、アジアから大きく離れた地域では
まだまだ困っている子どもや保護者、先生がいるのだろうと想像します。
日本人学校では日本で使用する教科書教材が使用されてはいますが、
年少者の日本語教材不足が問題なのだと感じました。
たしかに
書店にいくと新しく出版された学習ドリルや参考書を見ますが
子どもの日本語教材はほとんど見ません。
収益の見込みがもてないニッチな分野であることは否めないので
しかるべき機関が本気を出してくれるのをずっと待ちつつ
その間、自分なり出来ることをしてみようということで
支援者も学習者も負担を減らせそうななぞり書きドリルを作りました。
なぞり書きで、書き始めにつけている★印は
「特別支援教育」コーナーの書籍からヒントを得ました。
実際に日本語の時間で使用したプリントは、赤い🔴をつけた
だけでしたが、子どもたちはヒントが好きなせいか
「え~」と言いながらも取り組むようになり効果がありました。
「特別支援教育」のテクニックが有効だったので
日本語指導の教材が、さまざまな支援を必要とする子どもの役に立つ
可能性があるのでは、とも考えています。
サウジ政府系ファンドが7~8%保有する日本企業
最近も見かけましたが
日本では、サウジ政府系ファンドの
任天堂株の保有比率が変わっただけでニュースになります。
ムハンマド皇太子殿下は、ゲームやアニメがお好きで
石油産業だけではなく国内でゲーム産業などを興し
発展させたいとの意向があるそうです。
書きたいことはあるのですが、失礼があるといけないので
任天堂の話に移りたいと思います。
任天堂の歴史
1889年 (明治22年)
山内房治郎が、京都市下京区にて花札の製造を開始。
映画「サマーウォーズ」(2009)での花札合戦を通して
「花札」を知った若者も多かったのではないでしょうか。
子どもの頃、坊主めくりなどをした記憶がありますが
私自身それ以降遊ぶ機会はありませんでした。
初めて任天堂と出会ったのは友人宅でした。
テレビにゲーム機をつなぎ、軽妙な音楽と共に
赤い帽子につなぎを来たキャラクターが動き回る。
スーバーファミコンの「スーパーマリオブラザーズ」です。
こんなにも心沸き立つことがあるのかと夢中になりました。
任天堂に社是は無いそうなのですが、HPの「マルチステークホルダー」に
「任天堂に関わるすべての人を笑顔にする」という目標を掲げています。
世界のNintendoになっても、花札や百人一首を手がけ
2015年には「マリオ」花札をリリースしています。
オフィシャルサイトでは売り切れですが
ヨドバシにあったので購入してみました。
遊び方を検索したら、花札の歴史・遊び方が出てきました。
図入りで「親切~」と思ってよく見たら任天堂HPでした。
原点をに大切にしつつアップデートし続ける遊び心。
時代の流れの中で、日本に昔からあった「花札」に拘らず
人を楽しませるという志でものづくりをしてきた任天堂。
創業100年を越えて日本のみならず世界の人々を魅了し続ける
企業が日本にはあるのです。
「ら・り・る・れ・ろ」ドリルとテスト
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