勉強が苦手でもお金の計算はできる 日本のお金(1)|こども忍者とにほんご
不思議なことに、どんなに勉強が苦手な子も
お金の計算は出来たりします。
実生活と直結していることもありますが
1円、10円、100円・・・と具体物があり
10のかたまり、100のかたまり、と
整理しやすいためではないかと思います。
そして
算数の計算は在籍学級の授業に参加しやすいので
入門期に取り組むと良いものの一つです。
↓
ここでは絵で提示しているものを見て
「日本のお金について知るのだ」と何となく見通しを持つことが出来れば
良いと思います。
見通しをもって学習を進めることはとても大事で
算数の大きな目標にも掲げられています。
算数の場合は、経験から「見当をつける」ことも大切です。
算数に限らず
自分が何のために、これから何をするのか
考えて取り組むことが出来るようにするために
なぞり書きドリルにも
各項目のはじめに「何を学習するか」
終わりには「振り返り」をするページを作りました。
たとえば
8時間の文学教材に取り組む1コマ目に
「この物語を読み(7コマ目で)主人公にお手紙を書こう」
そのために、主人公に起きた出来事と気持ちの変化を
読み取っていくこと(2~6コマ)をプリントで伝えると
(今日は、この段落を読んでこの活動をするのか)
(明日は・・・)
と自分がその単元の中で何のために
何をしているのかがはっきりします。
単元の始めに目標を提示すると小学生低学年も
やるべきことが明確になるせいか、よく集中していました。
教師だけが何をするのか知っているよりも
当事者が何をするか知っている方が
学習効果が得られます。
相手が日本語が分からない子どもだからこそ
何をするのか、見通しがもてるような工夫が必要です。