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勉強が苦手でもお金の計算はできる 日本のお金(1)|こども忍者とにほんご



不思議なことに、どんなに勉強が苦手な子も
お金の計算は出来たりします。
実生活と直結していることもありますが
1円、10円、100円・・・と具体物があり
10のかたまり、100のかたまり、と
整理しやすいためではないかと思います。

そして
算数の計算は在籍学級の授業に参加しやすいので
入門期に取り組むと良いものの一つです。

「日本のお金」で学習すること
・日本の硬貨や紙幣
・簡単な算数用語や計算の言い方
・漢字「一~十、百、千、万、円」
・助数詞


↓ 
 ここでは絵で提示しているものを見て
 「日本のお金について知るのだ」と何となく見通しを持つことが出来れば
 良いと思います。
 見通しをもって学習を進めることはとても大事で

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算数の大きな目標にも掲げられています。

算数的活動を通して,数量や図形についての基礎的・基本的な知識及び技能を身に付け,日常の事象について見通しをもち筋道を立てて考え,表現する能力を育てるとともに,算数的活動の楽しさや数理的な処理のよさに気付き,進んで生活や学習に活用しようとする態度を育てる。

学習指導要領 「生きる力」第2章 第1目標 各教科 第3節 算数

算数の場合は、経験から「見当をつける」ことも大切です。


算数に限らず
自分が何のために、これから何をするのか
考えて取り組むことが出来るようにするために

なぞり書きドリルにも
各項目のはじめに「何を学習するか」
終わりには「振り返り」をするページを作りました。


たとえば
8時間の文学教材に取り組む1コマ目に
「この物語を読み(7コマ目で)主人公にお手紙を書こう」
そのために、主人公に起きた出来事と気持ちの変化を
読み取っていくこと(2~6コマ)をプリントで伝えると
(今日は、この段落を読んでこの活動をするのか)
(明日は・・・)
と自分がその単元の中で何のために
何をしているのかがはっきりします。
単元の始めに目標を提示すると小学生低学年も
やるべきことが明確になるせいか、よく集中していました。

教師だけが何をするのか知っているよりも
当事者が何をするか知っている方が
学習効果が得られます。


相手が日本語が分からない子どもだからこそ
何をするのか、見通しがもてるような工夫が必要
です。


目標
  ・母国や日本の通貨に目を向ける
  ・1,10,100,1000の言い方を覚える
  ・英単語をなぞり、読む
  ・水色の枠に母語を書く
   ※辞書やネットなどで調べる。

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