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「日本のお金」まとめ|こどものにほんご



学習指導要領に則った子どもの日本語学習とは


教科書教材をフル活用して
日本語学習をすることができれば
より良い日本語教材を作ることができると思うのですが、
著作権問題を考えると一個人が出来ることには
限りがあります。

そこで考えたのは、学習指導要領の最終目標
学びを実生活に生かすということなので
1人で旅することを目標に
「お金」「日付」「時間と時刻」「天候」の4つに関わる言葉を
覚える中で、学習用語を習得していくということでした。


日本語が分からない子にこそ、見通しがもてるように何をするのか伝えることを意識しています。


「日本のお金」に関する にほんご

日本の貨幣・紙幣を認識する、漢数字を知る
足し算で使われる「あわせて」「ぜんぶで」「いっしょに」
引き算で使われる「のこり」「ちがい」「さ」
算数記号や単位、助数詞の読み方

1年算数教科書は、絵から始まって数字の練習、具体物と数字を対応させ
いくつといくつ、前から何番目、絵を見て足し算・引き算と
日本語が分からなくても順を追っていけば簡単な名詞・動詞と共に
算数用語も習得することが出来ます。
算数の文章題は、何をすれば良いのかが端的に示してあります。
また、日本語の豊かさに繋がる助数詞も答えの数字と共に書く必要があり
手軽な日本語教育教材として活用できます。


文章題を音読したり、先取りで立式をしたり
母国で習ったことを生かせる場面もあります。
日本式と母国での言い方が違う場合もあるので、既習事項か確認したり
母語ではどのような表現だったのか(分母から言う、分子から言う・・・)
聞いて違いがあるなら担任にクラスで紹介してもらうのも
良いかも知れません。


「日本のお金」で学習した漢字テスト

P218
P219
P220
P221


学習の見通しと振り返り


ゴールを意識すると
一つ一つの過程と向き合う意識が変わります。

そして、言葉の不安がある児童生徒にとっても
何を学ぶのか始めに知り
学んだことを最後に振り返る
ことは意味のあることだと考えています。

P222



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