日本のお金(7)順番で読み方が変わる数字|こども忍者と日本語
もし、お時間があったら
声に出して読んでみてください
㋐ 1→2→3→4→5→6→7→8→9→10
㋑ 10→9→8→7→6→5→4→3→2→1
何か気づきましたか?
㋐
1いち 2に 3さん 4し 5ご
6ろく 7しち 8はち 9く 10じゅう
これは漢語系の読み方です。
ですが
大きい数から数えたとき
4と7は和語系で読みます。
㋑
10じゅう 9きゅう 8はち 7なな 6ろく
5ご 4よん 3さん 2に 1いち
(和語系は一つ、二つ、三つ・・・の数え方です。)
大きい数 170ひゃくななじゅう 700ななひゃく
助数詞によっても変わります。
もうひとつ、9も「く」「きゅう」となりますが
これはどちらも漢語系。和語系は「ここのつ」。
こちらの書籍に、興味深い説明が詳しく書かれています。
数字にまつわる外国語や縁起にも言及していて日本語教師を目指している方におすすめです。
計算はできても
記号の読み方が分からない
海外ルーツの児童が多かったので「+」「=」の
言い方を押さえておきます。
授業中に挙手できるようになったら
日本語学習に後ろ向きな児童も、きっと変わります。
続けてよむとアクセントが変わる数字もあります。
123↘4,と 単独の3→
NHKアクセント辞典"新辞典"への大改訂③ 2016年
「数詞+助数詞」の発音とアクセント
(NHK放送文化研究所)に詳しく記載されています。
一時と七時が混同しやすいので、敢えてナナジと言うという意見も
あるようです。