訓と音 工場「こうば」「コウジョウ」のちがいは|こどものにほんご④
富士山を日本では「富士サン」と呼ぶのは
山岳信仰や山の険しさ,、大きさが関係しているのでは
ないかという話の続きです。
小学4年生の教育実習中、当時の光村図書には
「アナトール、工場へ行く」という文学教材があり
授業の導入で担任の先生が問いかけました。
「『こうば』『コウジョウ』』どちらだと思う?」
児童たちは、いろいろ考えて
「こうば、の方が小さい感じがする」
という話になりました。
「下町ロケット」でも、町工場《まちコウば》と
規模の小さな工場をそう呼んでいましたよね。
訓読みと音読みで規模感が違うということを
日本を母語とする人は感覚的に理解しているので
外国にルーツがある児童生徒にも伝えておいたほうが
学校生活や日常生活で戸惑わないで済むかなと思います。
まずは、漢字にはそれぞれ意味があることを知らせて…
先生や級友の名前に何か由来があれば、そこから理解を深めることが
できそうです。
「工」:訓読み「たくみ」
音読み「コウ」
他に例をあげている「牧場」「草原」「市場」と違う形でも
このように認識するという紹介として「工場」にしました。
視覚的に整理できたら良いなと思って
1分ちょっとの動画にP121、122をまとめてみました。
が、何度やってもここにサムネイルが貼れないので
「動画」で投稿しました。もし良かったらご覧ください。
サムネイルはこんな感じです。
この時点で習っていない漢字を見ても
何のことか分からないかも知れませんが
あとになって「そういうことか」と思うのは学習する中でよくある
ことなので、漢字学習のはじめの方に持ってきています。
小学3年生は算数の不等号< を習うので、上のプリントに書き込みながら
算数での「不等号<」の言い方使い方を確認するのも良いかも知れません。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?