見出し画像

訓と音 「フジヤマ」と「ふじさん」|こどものにほんご②



富士山のよびかた

海外の方は「フジヤマ」
日本では「ふじさん」

その読み方の違いを例にとって
〈1〉で触れた児童と訓と音の学習をしました。

光村図書は「音と訓」という単元名でしたが
ドラえもんはじめての国語辞典の表示に合わせ
視覚的に整理するため「訓と音」にしています。

視覚的に整理する

         訓 菊×水色| 漢字 |音 梅×赤
           ひらがな        カタカナ


目標
  ・の訓読みと音読みを知る
  ・かきじゅんを見ながら、をなぞる。
  ・訓読み「やま」をなぞり、なぞれたら音読み「サン」をなぞる
  ・れんしゅうの欄に2つ書く
  ・単語の枠 ローマ字を読む、英単語をなぞる、母語を書く

P114

立ち止まって自分のペースで

今は便利で楽しいアプリがいろいろあり、それが合う子もいれば
立ち止まって自分のペースで見られるものが合う子もいます。

学習の記録や、振り返りがいつでも出来る積み重ねとして
紙ベースのものがあると良いなと考えています。

P115

日本語が分からない相手に、訓読みと音読みの説明をするのはむずかしいのですが、他の漢字を幾つか知ることで理解が深められると思います。

訓と音の目標は

3年生の国語教科書では、「風車」「年月」「草原」「春夏秋冬」の
熟語などが例としてあげられていました。

この項目では、漢字を同じ形式で学習して最終的に「風車」「年月」「草原」「春夏秋冬」の訓音それぞれの読み方を自分で書けることを目標としています。


どのような基準で「やま」と「サン」?


多くの海外の方は「ふじやま」と訓読みをします。

日本では諸説あるそうですが、山岳信仰の対象となる山は
「(山の名前)サン」と呼ぶそうです。

2008.04.01「ヤマかサンか」NHK放送文化研究所HPで
規模が小さくなだらかなものを「やま
人が遭難するような険しい山を「サン、ザン」と
言うのではないかという柴田実さんの記述がありました。
昔話を例にあげ「かちかちやま」「花の木やま」…

たしかに、教科書にのっていた
斎藤隆介作「はなさき山」も「やま」です。

規模感の違いについてはまたのちほど


書く順番動画

このプリントの何処から書き込めば良いのか動画にしてみました。
言葉が通じない子にも届くと良いなあという思いを込めて。

30秒くらいです。

いいなと思ったら応援しよう!