「日付 3」おととい・きのう・きょう・あした・あさって|こどものにほんご
2011年 中牧 弘允さん(日本カレンダー暦文化振興協会理事)の
「学術資料講演会要旨 カレンダーから世界を見る」を拝読すると
カレンダーには、国々の文化や宗教が表れていることが分かります。
明治政府が
太陰太陽暦から西洋の暦・グレゴリオ暦に改暦したのは
財政問題があったためではないか、と考えていらっしゃる中牧さん
文明開化推進のためにも改暦は必要だったものの、妥協として
伝統的な行事(お盆など)が旧暦で行われることになったということが
書かれていました。
子どもの頃、旧暦ってなんだろう?と本当に不思議でした。
目の前にいない
日本語が通じない相手に
「昨日」「今日」「明日」を伝えるというのは
むずかしいのだなあと思います。
友人にアドバイスをもらって「きょう」を基点に表すようにしてみました。
年少者は、母語でのカレンダーの形式以前に
カレンダーの見方を知らないことも考えられるので
教室に掲示してある実際のカレンダーを使いながら
今日が何月何日なのか確認したり
プリントに記入したりするようにしていました。
いつ学習したのか振り返るときにも日付は役立ちます。