【i.schoolから通年生/修了生への3つの質問!】2022年度通年生_赤星さん
質問1:i.schoolに応募しようと思った、入ろうと思ったきっかけは何ですか?
2人のi.school修了生との出会いがi.schoolについて知るきっかけでした。
1人目は、i.club*の小川さん。実は美大時代、i.schoolのエグゼクティブフェローである永井先生のゼミに所属していました。その講義の中で小川さんのワークショップを受け、i.schoolを知りました。
小川さんのワークショップは、作りたい未来と現状課題を比べ、そこにあったらいいものをデザインする、というワークショップでした。今思うとこれはi.schoolらしいワークショップですが、当時の私には楽しいけれど、なんだか難しいテーマだと感じていたことを鮮明に覚えています。
2人目は、経産省の水口さん。「美大生×官僚共創デザインラボ」✳︎という団体で出会いました。この団体は、美大生と官僚という異色の人びとが世の中の課題をテーマにデザインする、という空間です。水口さんのデザインとの出会いはi.schoolだったとおっしゃっていて、i.schoolはデザインも学べる場なんだ、ということを知りました。
とはいえ実際にi.schoolに応募したのは大学4年の春休みでした。
美大生というと、絵を描くイメージが強いかもしれませんが、私はどちらかというと、もの・ことのコンセプトを考えたり、仕組みをデザインするというところに楽しさを感じていました。募集のお知らせを偶然見つけ、このタイミングでi.schoolに参加し、アイデアを生み出す方法を学びたいと思い、門を叩きました。
質問2:i.schoolでどんなことをしたかったのですか?もしくはこれからやってみたいことはありますか?
通年生全員で1チームとなって何かをつくり上げるということがしてみたいです。通常ワークショップは、1チーム5〜6人くらいで行われます。その規模が大きくなった場合、どうなるのだろう?と想像し、そのような機会があれば面白そうだと思いました。
また、以前他の通年生との話の中で、それぞれの得意分野などから緻密にチーム編成をしたらどんなアイデアが生まれるのだろう?ということで盛り上がりました。i.schoolには学生から社会人まで様々なタイプの人が集まっていますが、だからこそチームにどんな人がいるのかは、ワークショップの上でとても大きい気がします。
質問3:実際にi.schoolに入ってみて、どうでしたか?
1回目、2回目のワークショップの最中、「私には考え抜く力が足りていない」と焦りを感じていたことをよく覚えています。これまで、アイデアを考える上で「感覚的になんとなくいいもの」について、それ以上に突き詰めて考えたことはありませんでした。しかし、周りの通年生たちは、アイデアに根拠を持っているし、その本質を理解し、言語化もできる。
そこで私が発揮できる強みって何なんだろう?という答えがなかなか見つかりませんでした。特に2回目のワークショップは山中湖での合宿形式で、一日中議論したりロジックを考えたりする経験がこれまでなかったので、グループワークについていくのに必死でした。
そんな通年生としての学びの中から、i.schoolの最大の魅力は「コラボレーションの場」だと感じています。外部講師をお招きしてのワークショップや講演会があったり、時には高校生とアイデア創出したり。同じ通年生の中にも、人工知能や教育学を専攻している人や美大生、社会人もいる。そんな普段なかなか混じり合わない強みを持つ人と同じテーブルを囲める空間は、そうないのではないかと思います。
今まで私は、感覚や閃きに頼るアイデアが多かったのですが、独りよがりにならない様々な発想法を実践的に学べました。しかしこれは自分の考え方のベースが正されていくというよりも、再構築されていくというような感覚で、考え方のひきだしが増えていると感じています。
最後に一言!
毎回のワークショップのテーマは様々で、一人で考えると息詰まるようなテーマもありました。しかし、グループワークなので、誰かが気づきにつながる投げかけをしてくれたり、幾通りもの発想法を教わることで着地点が見えてきたり。それはi.schoolだからこその学びだと思います。
i.schoolとは
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