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【2024WS5DAY2】学生ワークショップ参加レポート

今回のワークショップは、NTT Communications のインハウスデザインスタジオKOEL、 5G&IoTサービス部、イノベーションセンター テクノロジー部門による3部門合同のファシリテーションで実施されました。

テーマは「データ活用パターンによる未来シナリオ構想」です。

DAY2では未来の仕事の探索・具体化・記述を行いました。
まず、DAY1の内容から今後現れそうな未来の仕事を考えるというワークを行いました。私のグループでは、想定した社会変化が起こった社会でどのようなサービスが必要になってくるかという観点で議論が進みました。

具体的な内容を考えるところでは、どのようなデータを収集するか、それらをどのように活用するのかなどについて議論し、各々の発言を付箋にかいてまとめ、繋げていくことで一つの仕事の内容が作られていき、この過程はグループワークならではだと感じました。

次に、具体化するために、考えた未来の仕事の中から一つを選び、それにまつわる社会の変化や仕事の名前、人がやる仕事と機械がやる仕事の分類、仕事に活用できるデータについて、個人ワークでそれぞれ考えた後に共有・ブラッシュアップするという作業を行いました。同じ仕事についてでも、人によって着眼点や言葉の表現が異なり、それらを合わせることでより良い提案になっていくことを実感しました。

さらに、ストーリーシートを記述しコンセプトをより具体的にしていくワークを行いました。話し合う中で、データを活用して何を実現したいかがはっきりするとデータの種類やそれによって実現できることが考えやすくなると感じました。

進捗発表では、DAY1で選んだ社会変化の違いもあって、どのグループも全く異なる提案になっていて興味深く聞くことができました。私たちのグループでは、健康寿命を100歳まで伸ばす技術が徐々に普及するという社会変化を想定しました。それにより、定年退職後の高齢者が働く際にデータ化されにくい経験の価値を可視化することでより働きやすくなるのではという意見が出たため、そこから発想して未来のデータ収集やAIの技術を使ってその人の経験までもがパーソナルデータとして載っているライフ&キャリアポートフォリオを作るという提案を考えました。他チームも含めて、データによる付加価値が重視された提案になっていると感じました。

今回のワークショップを通して、未来の事象について考える際のフレームワークについて理解を深めることができたと思います。また、事業を考える際になんのために(Why)、どのようなデータで(How)何をする(What)のかという考え方が必要で、その中でも特にWhatの部分、データを活用して何を実現したいかが重要という発言が印象に残りました。未来で何を実現したいかを意識することで未来の姿が見えてくるということなのではないかと思いました。

次回以降のワークショップでもこれらを意識して取り組んでいきたいと思います。

2024年度 i.school公募生
信州大学 繊維学部 先進繊維・感性工学科 感性工学コース 4年
福島あずさ

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