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【2024WS4振り返り】学生ワークショップ参加レポート

6月25日, WS4の振り返り会です. まずは「WS4での学び」, 「チームで発生した困難や障壁とその原因・理由」,そして「次のワークショップで心がけること」の3点について各チームにて振り返りました.
私が所属するチームでは次のようなリフレクションが得られました.

WS4での学び
・プロトタイプを作る事でそれぞれの頭の中にあったイメージを具現化出来て, 相互に認識の齟齬を減らす事が可能となる.
・WS4では時間配分が厳密に決められていたり, カードが与えられた上でそれに紐づけた発想を行なったりといった強制感が見られた. この強制感が良い刺激となり, 土壇場での面白いアイデアやそれに対する素直な意見が出やすくなっていた.

チームで発生した困難や障壁とその原因・理由
・上記の一方で, 時間の無さが原因となり, アイデアを詰め切る事が出来なかった・発表準備が不足していたなどの障壁にぶつかったという事実は否めない.
・高速度で進むプロセスの中で自分達のアイデアの主軸となる要素を明確に出来なかった為に, プロトタイプの繰り返しの中で要素の取捨選択に大いに迷ってしまった.

次のワークショップで心がけること
・グラフィックレコーディングやイラストは議論のまとめだけでなく, 自身の認識の提示にもなる.
・これらを上手く活用し, 自らが抱える疑問を積極的にチーム内に投げかけて見解を統合できるよう心掛ける.

チーム別のワーク後は各チームのリフレクション内容を共有しました. 他のチームも同様に今までのWSに見られなかったスピード感とそれに付随する強制感について触れていました. やはりアイデアを質ではなく量で攻めていく有効性と十分に議論を詰めきれない難しさをどのチームも感じていたようです. 他にもdisruptive, つまりは今までの生活を大きく変えうるアイデアを生み出す事やオンラインと現地の同時並行に関わる困難をあげているチームもいました.

この全体ディスカッションの中で特に盛り上がったのが, 「プロトタイピングの本質的な意義はそのものでなく, それによるインタラクションにある」というMiles先生の言葉を基にプロトタイプの意義とは何かを再度確認する事でした.

意見や見解を一致させるという意味でのチーム内インタラクションが提示された一方, それに加えて未来の消費者との対話の意味合いがあるというパンチの効いた一言が飛び出していました.

発案者が抱える概念が言語情報のみではイメージし辛い, だからこそ実際にモノを作り, それを介したコミュニケーションを行う. そして手にとったからこそ得られるフィードバックがあり, それを基に更なる改善を行う.

WS4 Day2の流れをこのように振り返ってみると, 未来の消費者とのインタラクションという捉え方は自分としてピースがピタッとはまった感じがありました.

夏目前, 高い気温もさる事ながらそれと同等の熱量を持って臨んだWS4もこれにて終了です. 自分は公募生として今後のWSにも参加させていただこうと考えています. 今回獲得した知見をどのように活用していけるのか, 期待で胸がふくらみます.

2024年度i.school公募生
東京理科大学経営学部国際デザイン経営学科 B4
西川龍

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