脱腸「鼠経(そけい)ヘルニア」の手術をしました【体験談】
私アラカンで脱腸になりまして、昨日手術をしてまいりました。
1年以上放置していて危うく手遅れになるところ…
「もっと早くやればよかった」という思ってます。
反面教師にしてもらえれば幸いです。
もしかして自分も脱腸かも?と思った方は、すぐに手術をしましょう。
脱腸は手術をしないと絶対に治りませんよ。
すぐに専門のクリニックを予約してください。
日帰り手術ですぐに終わります。
脱腸「鼠経(そけい)ヘルニア」ってどんな病気?
鼠径ヘルニア(脱腸)とは、足の付け根の左右どちらかで、腸が飛び出してピンポン玉くらいの膨らみができてしまう状態です。
「鼠径(そけい)ヘルニア」の原因の多くは加齢ですが、立ち仕事や重いものを持つ仕事も原因の一つです。 肥満や喫煙も一因となるそうです。
「鼠経(そけい)ヘルニア」は成人男性の3人に1人ぐらいが発症します。
40歳以上の男性に多い病気ですが、子供でも100人に2〜5人ぐらいはなるみたいですよ。
最近は、若い方が筋トレやスポーツをすることで発症する例が多いそうです
私も周りの人に話してみたら、経験者がたくさんいました。
ただ場所が下腹部なので、恥ずかしくて人に言えなかったり病院に行くのが面倒だったりします。
実際私も1年以上放置していましたから…
しかし一度脱腸になったら、遅かれ早かれ手術をしなければ治りません。
友達の父親が80歳過ぎて手術をしたら、術後に体調を崩して何日も入院したそうです。
どうせやるなら、すぐにやっちゃいましょう。
「鼠径(そけい)ヘルニア」の手術とは
「鼠経(そけい)ヘルニア」の手術には大きく2種類あります。
足の付け根(鼠径部)を5,6cm切開する方法
腹腔鏡(ふくくうきょう)を用いる方法
専門クリニックは腹腔鏡手術で日帰りできるところが多いです。
・腹腔鏡手術のメリット
身体への負担が少ない
傷が小さくて、傷跡が目立ちにくい
傷が小さいので回復が早く、日帰り手術ができる
「鼠径(そけい)ヘルニア」手術【体験談】
・手術の流れ
専門クリニックに予約
初診・手術前検査
手術日の予約
日帰り手術
クリニックに行くのは初診と手術当日の2回だけ。
私は脱腸のことをいろいろインターネットなどで調べて、鼠径ヘルニア専門に行っているクリニックを受診することにしました。インターネットで予約を取って、初診は仕事帰りに行きました。
腫れていて痛みもあったので、すぐに手術をしてもらうことに。
その日に血液検査を行って手術の予約の日も決めました。
一週間後ぐらいに手術の予約を取れました。まだコロナの時期なので PCR 検査を受けなければならないのがちょっと面倒でしたが、同じクリニックでやってくれていて費用は11,000円でした。
もし陽性だった場合は手術が延期になってということでしたが、私は陰性でしたので予定通りに手術をすることができました。
手術前日の夜に食事をした後は(手術の12時間前)水とお茶しか飲んではダメで、当日の手術3時間前からは一切の飲食禁止ということでした。
お昼ぐらいの手術だったので朝8時ぐらいに水を飲んで、歯を磨いて出かけました。早く着いてしまったので時間を潰すの大変でしたね。
コンビニのイートインに寄ったのですがコーヒーを飲むわけにもいかずに、お菓子を一つ買って食べないでイートインで時間を潰しました。
クリニックに行ったらまず着替えです。紙パンツと手術着を着たらすぐに手術室に行きました。麻酔の先生とか5人ぐらい先生がいて、一つのチームで手術を行います。
鼠径ヘルニア専門のクリニックなので、鼠径ヘルニアの手術だけを1日3~4回行っています。すごく手際がいいですね。
点滴を打って全身麻酔。マスクをして「深呼吸をしてください」と言われてそのまま麻酔で寝てしまい、気がついたら手術は終わっていました。
腹腔鏡手術は、お腹に管を3本刺して中からガーゼのような薄いビニールのようなものでカバーをします。(手術前に見せてもらいました)
手術が終わった後は別室に移動してソファーに座って30分休憩。30分たったら看護師さんが見に来て血圧を測ってまた30分ソファーで休みます。その後廊下を歩いたりして、ちゃんと歩けるかどうかを確認します。トイレに行くこともできます。そしてあと30分経過観察。
この待機している時間はまだ着替えられないのでスマホを見たりすることもできず(洋服と貴重品は鍵のかかるロッカーに保管)特に眠たいわけでもないので時間が長くてすごく退屈でした。
最後の30分が無事に終わり、お水を飲んで喉が詰まっていないかどうかをチェックした後に紅茶とお菓子(マドレーヌ)を出してくれました。
このクリニックでは日帰り手術で、もうこれで帰れるんです。
ただし迎えに来る人がいないと帰れません。一人で帰っては駄目らしいです手術専門のクリニックなので入院施設はありません。近くのホテルを取って泊まるか(自腹)タクシーでないと帰らせてもらえません。
私はお迎えが来るまで1時間ぐらい待たせてもらいました。
お迎えが来たらお会計をして終了です。処方箋をもらって痛み止め(鎮痛剤ロキソニン)5日分と胃薬を一緒に飲むようにと言われました。どうしても痛みが強い場合のために座薬も出してくれました。
私は電車で帰ったのですが帰りはそれほど辛くなかったですね。
食事は普通にとっていいので、帰ってから普通に食事をして薬を飲みました当日もシャワーを浴びるのは OK と言っていましたが、疲れてしまったのでもうそのまま寝てしまいました。
お腹の中が痛いというよりも筋肉痛のひどい感じで、ものすごく腹筋をやってしまってお腹がパンパンに痛いみたいな感覚。夜寝ている時もちょっと寝返りを打とうとするだけで痛くて、なかなかその日の夜は寝付けませんでした。
次の日の朝起きた時もお腹がつっぱるような痛さ。コンビニまで行くのに普通に歩いていても痛い。
脱腸の手術の後の回復具合というのはかなり個人差があるみたいで、日帰り手術の次の日からもう仕事に行ってしまう人もいるらしいです。
私の場合は力仕事なので2週間ぐらい会社に休みをもらっています。
(かなり大げさに言いました)もし手術を受けられる方は念のために休みを多めにとっておいた方がいいと思います。
なんなら診断書を書いてもらってでも仕事を休むべきです。
体を治すことを第一に考えましょう。
手術費用
「鼠径(そけい)ヘルニア」の手術費用は大体決まっています。
約12,0000円です。(日本国内同一料金)
鼠径ヘルニアの手術は健康保険が適用されます。
高額療養費制度により半分くらいは戻る。
会社の社会保険の場合は2~3か月後の給料で戻ってきます。
国民健康保険の場合は手続きが必要です。
医療費が自己負担限度額を超えることが事前にわかっている場合には、あらかじめ「限度額適用認定証」の交付を受けることで、払い戻し手続きをせずに病院での支払額を自己負担限度額までとすることも可能です。
お勤めの方は会社に確認してみてください。
まとめ
脱腸と聞くと何やら恥ずかしい病気のように考えてしまい、なかなか病院に行けない場合もあると思いますが、鼠径ヘルニアは子供から大人までかかってしまう病気です。
鼠径ヘルニアは専門クリニックに受診することをお勧めします。
日帰り手術で料金はほぼ12万円くらいです。そこから半分ぐらいは戻ってきますので負担はそんなにかからないと思います。
ちなみに私は会社の社会保険なのですが、今は書類を書かなくても勝手に給料振込で2~3か月後ぐらいにお金が戻って来るそうです。
私の行ったクリニックでは土曜日も手術を行っています。もしあまり周りの人に知られたくない場合は土曜日に手術をして、その日に帰宅。
日曜日休んで月曜日から仕事に復帰することも可能です。
平日も遅くまでやっているところも多いので、初診で受診するのは夕方でも大丈夫です。
もし腹部に膨らみが出てきたらそれは脱腸「鼠径ヘルニア」を疑った方が良いです。早く専門のクリニックを受診してください。
近所の病院の内科の場合は腹腔鏡手術をやっていないところが多いですので入院になってしまいます。
脱腸はほっておいても直りません。手術をしなければ治らないのです。
放っておいても悪くなる一方です。
治ることはありません。
腹筋をやっても体を鍛えても意味がありません。
もうちゃっちゃと手術をした方がいいですよ。
その場合は必ず脱腸専門のクリニックに受診することをお勧めします。
私の行ったところは脱腸の手術専門のクリニックで、毎日3~4件手術を行っています。脱腸のプロ集団て感じでした。。
脱腸「鼠径ヘルニア」は手術しないと絶対に治りません。
私の場合1年ぐらい放っておいたので硬くなって痛みも出てきてしまってからやっと病院を受診しました。
繰り返し言いますが脱腸は手術しないと絶対に治りません。
1度膨らんで来たらもう自然に引っ込むことがありません。
どんどん悪くなる一方です。近くの病院ではなくて脱腸専門のクリニックで見てもらいましょう。
この記事を読んでなんとなく気になる方は、今すぐ専門クリニックを受診してください。
脱腸「鼠径ヘルニア」は手術で簡単に治る病気ですよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
どなたかの参考になれば幸いです。