好みの日本ビールの選び方
日本酒ほどではないにしても、最近は日本のビールもいろいろなものが流通するようになってきました。楽しみが増えた一方、好みのビールを選ぶのは難しくなってきた気がします。
そこで、今回は味わいと後味に注目して好みのビールを選ぶ方法を考えてみました。
大きく分けてビールには「ラガー」と「エール」の2つのスタイルがあります。詳しくは別の機会に取り上げようと思いますが、大雑把に特徴を述べると、
ラガー → 低温で発酵。すっきりとした飲み口でキレがあるのが特徴
エール → 常温で発酵。豊かな香りと、深い味わいでコクがあるのが特徴
日本のスーパーや酒量販店で売られている一般ビールは、ほとんどが「ラガー」です。メーカー、地域や名称("モルツ"や"一番搾り"など)には関係ありません。
一方、最近よく聞かれるようになったクラフトビールには「エール」が多いです。
味わいと後味の関係に注目して、大雑把ですが、日本のビールに関してのマップを作ってみました。
日本の一般ビールは典型的なラガーで、味わいは単純(あっさり)で、後味はすっきりしている(キレがある)のが特徴です。飲みやすいので喉ごしを楽しむなら、やはりこれでしょうね。
ちなみに、日本の黒ビールはラガースタイルが多いので、後味はすっきりで意外と飲みやすいです。一般ビールより複雑な味わいを楽しみたいならこれがおすすめです。
一方、エールと書いてあるビール(サントリー「香るエール」など)は、味わいは複雑で、後味はしっかりしている(余韻がある)のが特徴です。