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分人、法人として熟達するには?
走る哲学者、為末大さんによる熟達論です。
ご自身の専門分野のスポーツの例を取り上げながら、熟達についての深い考察がなされています。
スポーツに限らずあらゆる分野で「熟達」したい分人、法人にお薦めします。
読者の熟達度合いによって参考になる箇所が異なると思いますが、今の自分の状態、段階で響いた節を抜粋してみました。
序 熟達の道を歩むとは
熟達とは何か?
第一段階 遊 不規則さを身につける
最初に、遊びありき
全力が先、制御が後
主体性の本質とは何か→好奇心
第二段階 型 無意識にできるようになる
人間は覚えるより忘れる方が難しい
模倣とは観察と再現
型の良し悪しを見分ける
第三段階 観 部分、関係、構造がわかる
「いまくいく」とは、構造が機能していること
身体全体で「見る」のが観察
「できる」から「わかる」へ
第四段階 心 中心をつかみ自在になる
滞りがないと、動きは美しい
リズムが連動を生む
成功体験からの脱却
第五段階 空 我を忘れる
「遊」に始まり、「遊」に戻る