いたずらの宇宙

別れは哀しく、忘却は美しい

徹底的に虚無なこの世界、
自我だけに手触りを希求して

ぼくはいつまでもひとり、
宇宙の物質が縁取った 砂の塊

時の波にうたれ やがて また無と出逢う

暗闇で目をつむる 

次の番、その日まで

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?