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肥満のサブカテゴリー 1日4合


朝のルーティンワーク。筋トレ、ストレッチ、マインドフルネス、ノニジュース。

朝読んだ本は「タヒチ語辞典」。
手が空いたら、Swiftでタヒチ語・日本語辞典作りたい。と、考えている。
磯部さんがSOSビレッジにフランス語でかかれた日本語会話の本をもっていったら、すごく喜ばれた。
日本語、英語、フランス語に対応したもの作りたい。

今日は他にも「プロジェクト・ヘイル・メアリー」「はじめの一歩」「ニーチェの言葉」「what your doctor doesnt know about nutritional medicine may be killing you(栄養医学を知らない医師は、あなたを殺すかもしれない)」を読む。栄養医学のストランド博士は、今月講演してくれる。多分。僕が通訳に入るので読んでおかないと。

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朝食はポトフ。昨晩もポトフ。そして、娘のランチボックスもポトフ。いまどきの子は、白米を避ける。「ご飯、いらない。スープだけでいい」と言う。
これは、小麦を売りつけるアメリカのプロパガンダなんじゃないだろうか。

アメリカ人の女性が「太るからお米は食べないの」と言ってて。
米をたべる日本人は痩せてて、アメリカ人は…といいかけたけど、やめておいた。人の信仰に介入すべきではない。

ベトナムのガイドさんは、「わたしたちは、お米ばかりたべるの」と言っていた。朝、3杯、昼2杯、夜5杯。1日10杯は食べる。おかずは少ないけど。と。

これは、ベトナム人特有ではなく、アジアの食生活。日本の江戸時代の食事記録を読むと、けっこう食べている。牢屋の食事記録みても、一日4合食べてる。
ポリネシアの伝統的な食事も1日4kgほどのデンプン質。
これだけの量をたべて、相当する量のカロリーを消費していた。よく歩き、よく働き、よく食べたのだ。

ぼくは伝統的な九州の寒村農家で育った。やはりご飯の量は多かった。小学生のころは、おかずもほとんどなく、塩クジラと梅干し、煮物で10杯くらい食べていた。
村でびっくりしたのは、教師の家庭を訪ねた時。お正月のお雑煮にお餅が一個しか入ってなかった。教師と農家で摂取カロリーがこんなに違うのだ。と、文化の違いを感じた。

昔の農家の食生活で、今の消費カロリーだと、必ず太る。お米王国、タイの肥満率は47.8%になり社会問題。トンガは肥満率90%。ここまでくると、痩せてる人が異常だ。

WHOは肥満を「パンデミック」と呼んでいる。ただ、なぜ人は太るのか?よくわかっていない。

すごいたべてて、太らない人は、きっと周りにいると思う。「水しか飲まないのに太る」という人もいるかもしれない。僕は信じないけど。

動物でいくつかのモデルが提唱されているが、人間に当てはまるかは分からない。ただ、今の研究から肥満をサブカテゴリーにわけると、こんな感じになる。

レプチン肥満
褐色脂肪肥満
脳肥満
脂質代謝肥満
遺伝肥満
デブ菌肥満

ひとつひとつ説明するのは、めんどうなので、いつかセミナーでとりあげることとして。

肥満治療用の医薬品市場も活性化してきた。

glucagon-like peptide 1 receptor 作動薬は糖尿病の薬だが、抗肥満薬として認可された。
肥満を治療薬で治す時代が来たのだ。
機序が違うが、同じインクレチンに作用する薬にDPP-4阻害薬がある。これも、糖尿病の薬。同じく肥満にも作用する。

もともとノニにDPP-4阻害作用が見つかっていた。緑茶やらウコン、ブドウ種子、ブルーベリーやら、他の植物を混ぜると、相乗効果が生まれ、ほんのわずかな量で抑制できる。

「ノニにDPP4抑制がみられる」では、特許はとれない。しかし、組み合わせで相乗効果がでると、特許になる。こちらの特許は申請し、認められている。

DPP4は成長ホルモンとも関係あるので、成長ホルモンの助けにもなる。

話かわり、娘は「晩ごはんはポトフか鍋がいい」という。野菜とタンパク質をもっととりたいと言うのだ。
炭水化物もとらないと、体には良くない。人間は人間のために食事をするだけでない。腸内細菌のために食事しなくてはいけない。

腸内細菌の好きなデンプン質をとらなくてはいけない。ご飯イヤダ信仰があるので、栄養計算してジャガイモを加える。鍋はあっさり鳥ダシで。

僕は農家文化なので、ご飯も食べる。お餅もいれる。

生物は血中のアミノ酸量を感じ、満腹になるようにできているらしい。これは、一般的によく言われるけど、科学的機序はよくわかっていない。
炭水化物をとってインスリンをあげると、満腹感がくる機序はよく分かっている。

わかっている分野で、食を楽しむ。

健康であるべき理由は、食を楽しむためだ。
食を犠牲にして、健康になることは、仏のいない仏壇みたいなものだ。

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