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句具ネプリ-新年特別号-を読んで

 明けましておめでとうございます。本日は一月二日。皆さま、初夢はいかがでしたか。わたしは、見れませんでした。新年を迎え、気持ち新たに、2025も邁進してまいりますので、よろしくお願いいたします。

 新年早々、わたしも投句していた句具ネプリ-新年特別号-が、発行されましたので、一通り目を通しました。今回でvol.18になるそうで、素晴らしいですね。こうして紙として、自分の句が載るというのは感慨深いものです。これからも、募集があり次第、随時投句していこうと思います。

わたしの掲載句

公団に子らの声なき四日かな 蒼井憧憬

 新年の句は、初めて詠みました。投稿時期がまだ新年ではなかったので、学生の頃、友人が住んでいた公営団地によく通っていたので、その時期の新年の風景を思い返して、詠んでみました。三ヶ日は帰省した家族や親戚が集まって、団地も賑わいを増すのですが、四日になると途端に静かになり、いつもの風景に戻ります。それが少し寂しいような、安堵するような、そんな気分だったのを覚えています。

他の気になった掲載句

お互いの声色違ふ初電話 山田由紀子

先生は大人だからね喧嘩独楽 福原あさひ

様々のいのち住む家嫁が君 三尺玉子

初詣届かなかった五円玉 想レベル7

車椅子押せ押せ福寿草踏むな 西田月旦

かなあみのやさしくからむ初日の出 宮下ぼしゅん

ペンだこをつまんで撫でて初景色 鈴木案菜

なるようになるさ七日の流し台 きつネつき

初買のフードコートにゐて一人 沼野大統領

地の刺繍たる生活へ初明かり 西川火尖

園長の声の獅子舞低く来る 後藤麻衣子

 皆さんの句を読んで、知らない季語が盛りだくさん。嫁が君って何!?と驚くばかり。まずは新年の歳時記を買ってくるわたしでした。春夏秋冬と同じくらい厚みのある新年の歳時記。それほどに、大事な季節なんだなと実感します。

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堂ノ本 敬太
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