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映画徒然随想日記

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映画にまつわるエトセトラ。個人的に思い浮かべた出来事や感情を、私的に書き殴っただけの随想日記です。恋愛や家族関係、病気やトラウマなど、暗い話も書きます。はたまた、嬉しい出来事や幸…
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#大阪芸術大学

スタジオリネン旗揚げ公演千秋楽見に行ったよ

おはようございます。堂ノ本です。 今日は、先日観劇した舞台公演の話を少しだけしようと思います。 備忘録程度になりますが、、、 スタジオリネンという大阪芸術大学の学生10数名が立ち上げた劇団があるのですが、その旗揚げ公演『LINE 線についての短編集』という舞台の千秋楽が、大阪シアターOMさんで行われました。 毎週遅くまで残って練習したり、色んな人を巻き込んで、準備に奔走していたのを、陰ながら見ていたので、非常に楽しみにしておりましたが、やはり、青春キラキラの最高の舞台だっ

大森さんとの私的な思い出

最初につい先日、お世話になりまくった映画監督・大森一樹さんが亡くなった。 まだどこかにいる気がして、少し寂しい。 だから、書こうと思う。 追悼文なんて大それたものでもなく、 ただ自分が忘れたくない大森さんとの思い出を書き連ねようと思う。 出会い大阪芸術大学の門戸を叩く以前、私は、彼をゴジラの監督だと認識していた。入学して早々に、大森監督作品を図書館で数本見て、「あ、ゴジラだけじゃないんだ」などと考える不勉強な私だった。 大学1年生の冬、確かその年は、鈴木清順監督が亡くなっ

ある学生の小説が気になっている件

大学の研究室で働くようになって、約半年が過ぎた。 そろそろ有給休暇も取得できる頃合いだが、フリーランスで働いていた昨年と違って、何かを読む機会が圧倒的に増えたと感じる。 例えば、2年次の必修授業『制作Ⅱ』では10分の短編脚本を6班分、初稿から決定稿まで。3年次,4年次のそれぞれ中編・長編の脚本も、合わせて10本以上。 学生だけでなく、映像学科に協力を求める卒業生の企画書や脚本や、インターンを求める商業映画の企画書や脚本も10本程度、同僚が参加する、もしくは制作する企画書や

石井隆という監督について思うこと

今日は、ずっと書かずにいた石井隆監督について、書こうと思う。 書かずにいたというか、書けずにいたというか、 書きたいと思えなかったというのが本音だ。 敬愛する作家の死について 近頃、私の敬愛する映画監督の訃報のたびに、悲しい気持ちになる。その反面、「映画を見れば会えるから」と思う、ようにしている。 フィルム・イズ・フォーエヴァー。 言葉は綺麗だけれど、やはり、愛する作家の新作が見たい。 見たいと思ってしまうのです。 最近だと、マノエル・ド・オリヴェイラの死。 世界最高齢の

幻の初監督作品を発見!

こんばんわ! ついに見つけました!私、堂ノ本敬太が人生で初めて作った映画を。 その名も『お兄ちゃん』 お兄ちゃんの成り立ち 大阪芸術大学映像学科の二年次の必修授業である制作Ⅰという授業。 この授業では1年間を通して、 16mmフィルムでの映像制作を学ぶんですが、その授業、学年全体で6班に分かれて制作するわけです。 で、私もどこかの班に、と思って初回の授業に臨んだのですが、なんと既にどこの班も、チームを組んでいるわけです。 同期とほとんど関わってなかった私は、まぁ、余りも

¥200

映画『海底悲歌』DVD発売決定!

オークラ劇場での上映が6月に終了して以来、映画『海底悲歌』に嬉しいお知らせです! これまでずっとオークラ映画・OPフェスにてDVDの販売を担当しているスターボードさんから、この度DVDの全国レンタル&販売が決定いたしましたのでご報告します。 『海底悲歌』DVD情報2022年2月発売開始! DVDは、只今より予約販売を開始しております! Amazon:https://t.co/DcNzfadSAV?amp=1 詳細はこちらのサイトをチェックしてください! 品番:JS

『濡れたカナリヤたち』配信開始!

こんばんわ。 以前、Twitterの方でご報告しましたが、私の過去作品『濡れたカナリヤたち』が、DOKUSO映画館にて配信スタートしております。 配信サイトはこちら→https://dokuso.co.jp/introduction/749 『濡れたカナリヤたち』予告 この作品は、大阪芸術大学の3年次の必修授業『制作2』という授業内の課題で制作された映画です。 基本的には30分程度の尺で、企画はオリジナルであれば自由という内容でした。私は、かねてより「ピンク映画」を

映画『海底悲歌』のクランクアップから1年。

昨日、俳優部やスタッフから、「クランクアップしてもうすぐ一年ですね、元気ですか」という旨の連絡を頂いた。もう少し前には、出演してくださった長森要さんや、生田みくさんも、SNS上で懐かしんでくれていた。少し載せる。 監督としては、懐かしんでくれるのも勿論嬉しいし、プロフィール欄とかに『海底悲歌』と書いてあるのを見つけるだけでも、めちゃくちゃ嬉しい。特に川瀬陽太さんのように、出演作が膨大な数の俳優が、自分の作品を書いてくださっているのもありがたい。彼らの中で、『海底悲歌』の立ち