紫鏡
初めての骨董屋
見る物が全て珍しい
硝子ケースに飾られた紫色の手鏡
鍵が無くて触れた
裏返して鏡に映った私が
「私を呼んで…」
と言う
店の奥に居た店主が
「あぁ!
其の鏡を触っちゃたか〜
鏡は何か言ってた?
覚えていては駄目だよ
大人に成れないから…ね」
と言った
初めての骨董屋
見る物が全て珍しい
硝子ケースに飾られた紫色の手鏡
鍵が無くて触れた
裏返して鏡に映った私が
「私を呼んで…」
と言う
店の奥に居た店主が
「あぁ!
其の鏡を触っちゃたか〜
鏡は何か言ってた?
覚えていては駄目だよ
大人に成れないから…ね」
と言った