私の外に世界はない。私の眼の中にだけ世界がある。
たまには何も整えずに、思いのまま好きなことを書いてみようかな。きちっとしすぎても疲れるから。
戯言なので、あんまり真面目に受け取らないでください。私の言うことは適当です。深くものを考えていません。
私は理解されることが少ない。感覚が人と合うことが少ないと思う。それは、私が地に足がついてなくて、現実の話が苦手なせいもあるかも。
みんなみんな、私にはよく分からない話ばかりをして、私の言うことは訳わかんないって言う。
大体そんな感じな気がするなあ。多分人の方も、私のことをそう思うかもな。
違う文化で生きる違う民族だな。でも一見同じ種族に見えてしまうから、それが軋轢の元だな。
私は人型の中に泥か何かを流し込んで、人間でございってふりをしてるような気もするよ。
「ごめん。嘘なんだ。あなたやあなたが見ていた私なんか元々いなかったんだ。私はろくでもない存在なんだ」
って、コートをバッ!と広げる露出狂の変態みたいに暴露してしまいたくなることもあるなあ。
裸でビルの窓ガラスに飛びつくみたいに。
うわーーーー!!!
私は化け物だぞーーー!!!
って。さらけ出してしまったら、どんなとんでもないことが起こるんだろう。
それとも私なんか実は全くもって普通の人間で、何か自分の内側を知られてしまってもどうってことはないんだろうか。
私の外に世界はない。
私の眼の中に世界がある。
そんな感じの考え方だったか。
眼球地球論。昔、西尾維新の小説か何かで読んだ。うろ覚えだから解釈とか間違ってるかもしれんな。
きっとみんな、それぞれの認識の歪みの中にいる。自分のフィルターを通して見た世界しか、一生見ることができない。本当の世界は神様にでもならないと見えない。
みんなほとんどのことが見えていないのに、自分にしか見えていないようなものを、それが世界の真実だと信じている。
私もあなたもみんな、一人残らず歪んでいる。その歪みが個性になり、人格になり、価値観になる。
それぞれ違う色の付いたフィルターを通してしか、何も見ることができない。
なのに、みんな他の人も自分と同じ色で見えていると思い込んで、それが争いの種になる。
私は他人の視界と価値観で歪められた世界を見すぎると、酔って気持ち悪くなってしまう。
だって自分の匂いが染み付いたタオルケットみたいな世界に、くるまれていたいと思ってしまうから。
私が私の世界の神様で、その中では私の基準で世界が回る。きっとみんなそう。無意識かもしれないけど、きっとそう。
甘いピンクのベールに包まれて、優しい幻と愛を交わしていたい。
私が私を生まれて初めて芯から肯定できるような、魔法が使える世界がいい。
忌み嫌われていた魔女は、髪を編んで作った人形に魂を込めて、自らを愛してもらえるようにする。いつか裏切られて死ぬとしても。
私の外に世界はない。
私の眼の中にだけ全てがある。
それなら、私が信じたものはみんな実在することになる。
それなら、私が信じないものはみんなないのと同じだ。
地球に80億も人間がいるなんて、嘘だよ。人類はとっくにほとんど滅びてしまったんだ。君と私以外、ここには誰もいないんだ。
だからねえ、私を見てほしい。
私はここにいるよ。
私だけがここにいるんだ。