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中国で働くうえで大切にしていること
仕事への熱意や経験、そういうことじゃなくて。
中国で働く上で、これって大切だなと感じたこと。
1.感謝の気持ち、言葉に出すのを忘れない
私「谢谢(ありがとう)」
同僚「客气,应该做的(とんでもない、やるべきことだから)」
挨拶代わりのありがとうの乱発はいらないと思うけど、「通訳ありがとうね」「〇〇の調整ありがとうね」とか、相手がしてくれた行為に関して、必ずありがとうを伝えるようにしている。
当たり前だけど、これ、中国で働いていると忘れがちになる。
でも日系企業で働いている限りは本当に大事。
なぜなら彼らは日本人が「ありがとう」をよく言うと知っているから。
言わないと、全然ありがとうも言わない!!って陰口へつながる。笑
2.遠回しな言い方をしないこと
いくら言語コミュニケーションで不便しなくても、裏のニュアンスはお互いなかなか理解できないもの。
クライアント「もう一回裏付け調査して、その結果を持ってこの案がいいという結論ならそれでもいいけど、個人的には違うと思うんだよね」
これって日本人的には、【その提案はNG】が答えじゃないですか?
こう言われたら、調査し直して違う見え方を見つけたり、折衷案を持って行ったり、結論をまるっと変えたり。
結論が変わらないとしても、道筋をもう一度書き直す、なんてことも。
でも中国に来てから、クライアントからこの言い回しをされることで、かなりのミスコミュニケーションを経験した。
中国人の同僚たちは、「クライアントはダメって言わなかったし、私たちの結論はこれだから、OK」ってなっている気がしている。
だから私は遠回しな話はせず、相手の言葉は白黒をその場でつけていくことがミスコミュニケーションを防ぐ一つの手立てだと考えている。
3.中国語を話す
いや、難しいよって思うかも?でもそうじゃない。
別にペラペラ話さなくていいので、少し話しておくことが大事。
例えば「谢谢,麻烦你了,好的,明白了,辛苦了」とかそういうフレーズでもいい。
歩み寄っているよ、理解しているよ、仲間だよ、そういう意識を感じさせるには大事なんだよなぁ。
私の周りの中国人の傾向として、仲間と認識してくれると、味方となり、たまに意見が対立したとしても、敵にはならない。
でも仲間と認識してもらえる前に対立すると、敵になる。敵に一度なるとなかなか味方へ好転することはない。
その第一歩として、中国語を話す努力をみせることは大事だと思っている。
だって日本にいても、旅行に来ている外国人がカタコトでいう「ありがとう、こんにちは」は嬉しいじゃん?
4.時々なにか渡す
いやいや、ワイロ渡すとかじゃない。。
日本に行ってきたよ~お土産!とか、このお菓子美味しかったの、食べてみて!とか。
これって中国人同僚同士でもよく目にする。
果物が実家から送られてきたからと言って渡したり、飲み物を自分のもの買うついでにみんなの買ったり。ボスは喜茶差し入れたり、チームビルディングでボスのおごりでご飯に行ったり。
小さいことだけど、大事だと思う。同僚ガールズと時々話す。
「新しく来た日本人にぶどう少しあげようとしたら、ひとかたまり持っていかれた!」「前にいた日本人のあの人は喜茶奢ってくれた!」
前者はそのぶどうをきっかけに、愚痴の嵐。後者は今も語り継がれる良い人。
私は思う。何かをちょっとお裾分けするだけで、いい関係性が保たれるなら、そっちを選ぶ。
彼ら彼女らは、機嫌や感情に結構左右されるから。
以上、私の(偏見まみれの)大切にしていること、でした。
(中国人のみなさん、これをみて怒らないで🙇♀️)