「家族」について真面目に考えてみる②
前回は著作の紹介を中心に論じましたが、今回は「家族」について、もう少し自分の日常と照らしながら考えてみたいと思います。
家族同士で尊重し合うことが大切
近しい間柄ほど相手のことをよく知っているし、相手も自分のことをよく知ってくれているはず、と思いがちです。それゆえに「言わなくても分かるだろう」とか、「このくらいなら許してもらえるだろう」……と無意識のうちに考え、意見が食い違ったり、傷つけあったり……。
逆に、近しい相手ゆえに嫌われることを恐れ、ついつい我慢してしまう……なんてこともありますよね(わたしは30歳くらいまではこのタイプでした……)。
この、近すぎず遠すぎずの距離感って、難しいですよね。
ここで大事になってくるのが、家族も一人ひとりが別の人間だということ。お互いに尊重し合う気持ちは非常に大切です。
いくら一緒にいる時間が長いとはいえ、見ているものも感じ方も違う、そのことを忘れてはいけないのですね。もちろん、「家族」=「自分」ではないので思い通りにはならない、ということを意識しながら接しないと、イライラを募らせることになってしまいます。
子どもとの暮らし方。私の場合。
最近、小四の我が子がリビングで音楽を再生するのですが、子どもの趣味のもの且つ、2倍速で聞くので(ザ・現代人!!)HSP気質のわたしは本当に耳が疲れてしまい、参っている日々です。
それでも大声で怒ることはまずありません。それは、
①子どもは騒音を出すものと心得ているから
②子どものしたいことは尊重したいから
③子どもが好きなことをするなら、
こっちも好きなことをする!と割り切れるから
まぁ、これがなかなか修行みたいな感じではあるんですけどね。大音量の音楽に耳を傾けず、自分のしたいことにいかに集中できるか、に挑戦するというのは……。
家族と暮らす、これが現実です……。
しかしながら、ここでもし、強制的にスピーカーをオフにしたり、音楽プレイヤーを取り上げようものなら……? 親子関係にひびが入るのは必然。そうなるくらいなら、忍耐力のある大人が歩み寄る道を選びます(ただし、不快であることは伝えています)。
また、「相手の関心事に関心を寄せる」というアドラー心理学の考え方を取り入れて、ときどき一緒にゲームもします。かつてのように長時間プレイはできませんけどね……。まぁ、実際やってみると楽しいし、子どもとの良好な関係作りに一役買っているという実感はあります😊
それが可能なのは、わたしも我慢していないから。まず、自分が幸せになることを許しているからです。
ラテン語で「プライベート」の語源は「privare」で「奪う」を意味するそうです。つまり、プライベートな時間を持つには奪い取る必要がある、と(「今を生きる勇気」岸見一郎著より)。このことを知って以来、「プライベート」な時間を持つときにはこの言葉を思い出すようになりました。
パートナーとの関係。私の場合。
未熟な子ども相手なら、ある程度は仕方がないかと諦めがつくところもあります。しかし相手が夫(あるいは妻)の場合はどうでしょうか。
たしかに、夫が自分の話を延々してくるときは、子供の時と同様に耳が疲れてうんざりします……。でもこちらは大人なので、その旨を伝えれば話をやめるなり、話題を変えるなどの対応をしてもらえます。
もっとも、「話を聞いてもらいたい」と思えるような「受け答え」をしているから相手も話してくるわけですが、そこも「最低限、相手の関心事に関心を持つ」姿勢を心がけているからだ、ということは出来ます。
今のわたしは、「これが家族の中でのわたしの役割だ」と割り切っているので、あえての聞き役に徹している面もありますけどね。
◇◇◇
ちなみに我が家では、休日でもわたしと夫、それぞれが自由に行動しています。同じ時間を過ごすのは食事や、夜のおうちカクテルタイムくらいでしょうか。
二人とも、割とクリエイティブなことが趣味なのでそれが可能なのかもしれません。そしてお互いにそれを認めあい、許容し合っているため、「創作タイム」の邪魔をしないというのが前提になっています。
そして、創作物は形になったら見せるようにし、互いに感想を言い合います(これは互いを尊重する意味でも大事な行為だと考えています)。
クリエイティブな作業をするにはひとり時間が必要だということは、これまで何度もお伝えしてきましたが、こうして自分とパートナーの「家族」としての付き合い方を客観視してみると、実は結婚当初から「別行動」が多いことが判明! 意外な発見でした。
なんだか、家族というと、リビングで一緒にくつろいでいたり、休みの日は揃ってレジャーに出かけたり……というイメージがありますが、我が家の場合、どうやらそれは当てはまらないようです。そう考えるとやっぱり「家族って何? 何のために一緒にいるの?」という疑問がますます深まります。
「家族について真面目に考えてみる①」で取り上げたように、「そこしか帰る場所がないから」という理由で一緒にいるのかしら……? そこに「愛」はないのかしら……? 考えても、まだまだ「これ!」って答えは出そうにありません。
一度疑問を抱いてしまうと、もう元には戻れないわたし。そんなわけもあって、今執筆中の小説でこの疑問に対する自分なりの答えを出したいと、試行錯誤を繰り返している毎日です。
答えが出た時、そしてまた新たな気づきがあったときには、また皆さんにシェアしたいと思います。それまでは、「あっとほーむ~幸せに続く道~」の執筆を続けていく予定です(そういう意味でも、今回は長いお話になりそうです)。
もし、この記事ではじめていろうたのことを知った方は、ぜひ、新しい家族の形を追求する、現在執筆中の小説も読んでみてください🥰
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