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人一倍敏感な子の子育て #2 子供と遊ぶ時間を作ろう

今回は、HSCに限らず、子供と一緒に過ごすときに心がけたいことをご紹介します。


最近、子どもの目を見ていますか?

あなたは、子どもと一緒に過ごすとき、何をしていますか? スマホをいじったり、テレビを見たりしていませんか? 

子どもは、あなたのしていることをちゃんと見ています。そして、自分に関心を向けようと必死に訴えかけてきます。

「みてみて!」「こっち来て!」

うちでも常にこのワードが出てきます。とにかく見てほしいし、話を聞いてほしいんですね。子どもはいつでも、お母さんお父さんの注目を集めたい生き物です。

私自身、「いつもより、接する時間が少なかったかな」と思うときはやはり「みてみて」攻撃が激しいように思います。

そう自覚した時はあきらめて(!?)、子供の話を真剣に聞いてあげたり、一緒に遊んだりしています。

スマホやテレビに興じたいとき(私はたいてい、本や新聞に目を通してしまうのですが)、子どもの話に付き合えないと無意識のうちに思っていると思います。あるいは、「疲れているからあとで」という気持ちになっていることでしょう。
もちろん、そういう日もあります(そういう日は素直にそう話せばいいでしょう)。
ですが、そうではない場合、「子供を育んでいる」という意識、親としての責任を果たす必要があると思います。

学校や幼稚園、保育園に行っている間は、教育のプロにお任せしていればいいでしょう。ですが、家にいるときはあなたが教育者です。子供がかまってほしい時は、あなたが見るしかないのです。


子どもは何気ない一言に傷つく

子育ては想像以上に大変なものです。こんなはずじゃなかった、と言いたくなりますよね。でも、子どもに「あんたといると疲れるわ」とか「あんたの話なんて聞きたくないわ」とか言ってしまったら、子供はどんな気持ちになるでしょうか。そういわれた経験のある人ならなおさら、その言葉が心を傷つけると知っているはずです。

大人ですから、子供よりは忍耐力があるはずです。子供が寄ってきたら、自分のことは少し後回しにして、子供を見てあげてはいかがでしょうか。
「勉強したの?」「片づけなさい」という前に、まずは話を聞いたり遊び相手になったりしてみましょう。

相手をする、といっても、一時間も二時間もする必要はないのです。
子どもは、満足したら後はひとりでに遊び始めます。どういうわけか、そうなるんです。
うちは二人きょうだいなので、気が済んだら二人で遊んでいます。
その状態になったら、存分に自分の時間を楽しみましょう。


無理に片付けようとしなくていい

思い切り遊んだ子供たちは片づけることを忘れています。何度言っても片づけません。

これは、子供の通っている幼稚園でもそうしているらしいのですが、子供たちが「続きがしたい」と思っている遊びはそのままにしておきましょう。
勝手に片づけてしまえばきれいにはなりますが、子供の想像力を奪う行為になるそうです。
どうしてもきれいにしたいときは子供に確認し、壊してほしくないものは、専用の棚を設けてそこに飾るなどして残しておくといいと思います。
それを続けるうち、散らかりすぎに気づいたら片づけてくれることも「まれに」出てきますよ! その時は思い切り、きれいな状態の気持ちよさを伝えましょう。

…と、ここまでいろいろ書いてきましたが、絶対に頑張りすぎないこと
「いいママ」を目指しすぎると疲れてしまい、長続きしません。

片付けや掃除は、毎日しなくたって死にはしません。
むしろ、散らかっていたおもちゃを踏んづけて痛い思いをしたり、探しているものが見つからずにイライラしたりといった経験をしてようやく、片付けの大切さを知るものです。

特にHSCの子は普段と違うことがあると大騒ぎをするので、日頃から好きなようにさせたり、先回りしてこちらが用意してあげたりすることも多いのですが、人間はやはり、失敗や経験したことからしか学べないのです。
その時は激しく泣いたり大騒ぎしたりするでしょう。ですが、その子の将来を思えば、そういったことを一つずつ積み重ねていくことが大切なのです。


ちなみに、この記事を書いてから子供と作りました(2019.9.27追記)。

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ほんと、廃材利用なので見た目がきれいじゃないんですが(><)…。(すみません、ちょっと加工して一部、汚い個所を隠しています)

段ボールということもあり、切るのはカッターじゃないと難しいので、そこはお手伝いしてあげました。(結構細かい作業も多いので、小1でも一人では作れないです)

参考にしたのは、「改訂版 ダンボールで作るおもしろ自動販売機 (大野萌奈美監修 レディブティックシリーズ)。

ここに書かれている段ボール工作はこれでかれこれ8個目…。私もだいぶ切り方になれました(笑)

これだけ作ると、「切るのはやるから、組み立ては自分でやってね!」といってわたしは晩御飯の支度をしていました。

こういうことがしょっちゅうなので、うちには段ボールやトイレットペーパーの新、牛乳パックが常に工作用としてストックしてあります…。

幼稚園ではもちろん、工作の時間がありますし、小学校へ行っても図工の時間に工作しますから、空き箱や牛乳パックは捨てずにとっておくと、子供たちは喜びますよ(^^)インドアの子供たちのいい暇つぶしになります。


アドラー心理学における子供との付き合い方

ここからは補足です。

アドラー心理学では、子供には過干渉しすぎないことを提唱しています。
子どもが片付けや勉強をしないと親はつい、「片づけなさい」勉強しなさい」と言ってしまいがちです。ですが、その言葉を聞いて素直に言うことを聞く子供は少ないでしょう。かえって、「うるさいな!」とか「今やろうと思ってたんだ!」などと反論されてしまいます。

それは、子どもの問題に親が介入しているからです。

片付け、勉強をしないで困るのは親ではなく、子供自身です。「習慣を身につけさせたい」との思いから言っているのだ、と主張したくなるかもしれませんが、先ほども書いたように、人は失敗などの経験からしか学べない。ですから、勉強しなかったことでテストで赤点をとったり、問題が解けずに恥ずかしい思いをしたりすることでしか身につかないのです。

また、子供のしていることが気に入らず、「そんな遊び、くだらない」「どこがおもしろいのか分からないわ」と思うこともあると思います。ですがそんな時こそ、子供のしていることを一緒にしてあげたり、関心を寄せてあげることが必要です。
子どもとは、「上」ではなく「横」の関係でつながる。そしてお互いに信頼しあえる関係を築くのです。

強い言葉で押さえつけても子供は動きません。まずは子供を「信じる」こと。話に「耳を傾ける」こと。そうすれば子供から「自分をかまってほしい」という気持ちが薄れ、親を信頼し、やがては友人や先生といった、自分以外の人へ関心を向けられるようになります。

アドラー心理学については別の機会で述べることにしますので、本記事はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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いろうた@「今、ここを生きる」を描く小説家
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