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夏休みの色とあそぶ

小さい人がたくさんの空間での街と珈琲アトリエ。
参加者も大きい人から小さい人までごちゃまぜ。

大人と子どもの区別がない場にしたい気持ちと、高価な画材を大人と同じように渡すか否かの葛藤が渦巻く時間となった。

結局はインクをドボドボとこぼした子がいたことで場の空気が、インクやめとこ…に向かった。

大人だってこぼすことはあるし、あえて飛び散るようなことをすることもあるのに、養生が甘かったな。と反省。

区別しないなら区別しないなりの環境設定を徹底する必要がある。
という気づきと学びをいただいた。

私の中では、だからしっかり区別しよう。とはならなくて、しっかり環境を作って、大きい人はハラハラする気持ちに向き合いながら、どの部分に反応しているのか観察しながら子どもを見守れるような時間にしたい。小さい人が隣にいても安心して自分と対話できる時間にしたい。と思った。
『ハラハラするけど止めなくていいよ』『もったいないこともやってみて』と心の底から言えるような準備をしたい。

大人と子どもを区別することでやりやすいことはたくさんあるけれど、子どもには安いもの。とか大人限定の魅力的なものがあるっていうごまかしは全く効かないことがこれまでやってきて感じていること。

だから基本姿勢は『みんな一人の人』
あえて子どものためのアート教室をやったり、子どもむけのコンテンツはやらない。
子どもに必要なのは、やってみたいと思ったことを人の顔色を窺わずにできること、止められずにやり切ることだと思っている。

逆に社会人、大人、お母さんなど立場、建前でなかなか一人の人としての自分と対話しづらい人に向けての『大人向けコンテンツ』は充実させていきたい。
四六時中自分の声に素直に応えて過ごすことは難しいかもしれないけど、自分の本音を知った上で行動できる人が増えることで本当の意味で大人と子ども区別のない場ができるのではないかと思う。そのための土台作りの『大人向け』である。

普段は大きい人たちが来ることが多い色とあそぶの場。
大きい人と小さい人が刺激しあってとても良い時間が流れていたな。と感じた。
夏休みのこの体験があってまた色とあそぶの根っこの思いを再確認した。

再確認な夏。



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