【イベントレポート】１日目 | 自分の中の"火種"に向き合う越境学習プログラム irori in 中土佐 | 2022.10.22,23
この記事は、10/22‐23に高知県中土佐町で行われた越境学習プログラム irori （実施概要）のイベントレポートです。
土佐久礼駅集合。からの中里自然農園へ！
越境学習プログラムirori の1日目はJR四国土佐久礼駅からスタート。参加者さんは3名、みなさん高知市内で前泊して、朝9:15着の列車で定刻どおりはるばる来てくださいました。みなさんお住まいは首都圏ということで、大変嬉しい限りです！
集合して間もなく、海沿いの集落である大野地区にある中里自然農園へ！参加者、中里自然農園の中里さんご夫婦、運営スタッフで簡単なアイスブレイクをして、早速みんなで畑へ行きました。
里芋も！落花生も！野菜ってお店に並ぶ前の姿ってこんなんなの！？
まずは、里芋堀りです。意外とみなさん、里芋の葉っぱを知らず「これよく見るけど里芋だったのか～」と感心するところから始まりました。
里芋は、元となる親芋を植えると、親芋に、子芋、孫芋という風に小さい芋が生えてきます。スーパーで売っている里芋は基本的に子芋、孫芋だそうです。こんな事実、今の時代、農家さんでないと知れる機会はなかなかありませんよね。
里芋を無心で掘りながら、「茎の水分がすごいね」「そう。里芋は水はけのいい土ではなくて、ある程度水分を含む土壌のほうが好きなんだよ」といった会話も聞こえてきました。里芋という1種類の野菜だけに関しても新発見はたくさんあったようです。
次は落花生を穫りに別の畑へ移動。落花生は、花が咲いた後に付近からツルが落ちて地中で実（落花生）を付ける…という説明を聞いて、「だから"落花生"なのか！！」と、こちらでも新発見。
さらに畑を移動して、ショウガ、ケールなど他の野菜の説明もしていただき、ありがたく収穫しました。
収穫した野菜たちで、お昼ごはん
時間もお昼が近づいてきたので、収穫も切り上げて、お昼ごはんの準備へ。落花生をツルから取って殻をむく担当、里芋を洗う担当、火を起こす担当…と分かれてそれぞれ作業開始！
落花生をごはんと一緒に炊き込みました
起こした火でごはんを炊き、里芋を茹でました
炭火で焼き、シンプルに塩だけで味付けしました
なんやかんや、1時間くらいで食卓にお昼ごはんが並びました。さて、お味は.…言わずもがな、おいしいです！！労力かけて自分で穫ったし、みんなで準備したし、中里自然農園の野菜だし、気持ち良い青空の元での食事だし、おいしい理由が揃いすぎているので、当たり前か！！！特に里芋なんて茹でただけなのになんでこんなにうまいの！？って感じです。
中里夫婦の生き方・考え方について、ざっくばらんに座談会
おいしいお昼ごはんでおなかも満たされたところで、ゆるりと座談会に移っていきました。
テーマはがっちり決めず、「参加者のみなさんはどうして越境学習プログラム irori に参加したいと思ったの～？」というトークから、対話を通してだんだんライフスタイルに対する考え方などになっていました。自分の考えを整っていなくても話す/他者の考えをありのまま聞く、ということが、うまくバランスされていた時間でした。
整っていない自分の考えに誰かがレスポンスをし、それを繰り返すことで自分の考えが整っていくことってあるから、とりあえず自分の考えを話すことも大切だなぁ、とここで筆者（運営スタッフ）は個人的に改めて体感しました。
さて、こういう対話はきりがないので、ちょうどいい時間になったし今日はここまでにするか～、ということで、最後にみんなで海に行って写真を撮って、中里自然農園での体験は終了。中里自然農園のお二人、ありがとうございました！！
夜はクセ強め、囲炉裏の古民家へ
中里自然農園を後にし、次に向かったのは、久礼大正町市場の田中鮮魚店。注文していた夜ごはん用のお刺し身盛り合わせ（ほぼ自慢のかつお！）を受け取りに行きました。
町内の中山間地域に位置する大野見地区に移動し、温泉で汗を流した後、ついにプログラム名 irori の由来である囲炉裏の古民家へ！ちなみにこの温泉、四万十源流の里の中にあるのですが、サウナ付き・シャンプーなどのアメニティ付きで500円というコスパ！
オーナーさん自慢のコレクションたちがたくさん並べられています
囲炉裏を囲んで夜ごはんを食べながら、中里自然農園で話していたことの続きのようなことを話しながら、夜は更けていきました。
👇2日目のイベントレポートへつづく👇
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