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【イベントレポート】2日目 | ~非日常体験を通じ、多様な価値観に触れ、自分に向き合う~越境学習プログラム in 中土佐| 2023.11.25,26

この記事は、11/25‐26に高知県中土佐町で行われた越境学習プログラム in 中土佐(実施概要)のイベントレポートです。


久礼のモーニングで朝食を

 中土佐町の古い良き漁師町 久礼には、モーニングをしている喫茶店がたくさんあります。朝食は、そのうちの1つ「びすたりずむ」という喫茶店でモーニングをいただきました。モーニングは高知でこそ、当たり前の文化ですが、県外から来た参加者の皆さんは、トーストとみそ汁の組み合わせに、不思議そうなリアクションをしていました(笑)

びすたりずむでのモーニング
良い厚みのトースト

朝の久礼を気ままに散歩

 モーニングを食べたあとは、少し時間があったので、各々で久礼の町を散策しました。海沿いを歩いたり寝そべったり、神社に参拝したり、猫と遊んだり…。

海沿いを歩きながら会話
朝の神社にお参り
久礼の町には猫がたくさんいます

上ノ加江(かみのかえ)で漁業体験

 久礼の隣の小さな漁師町 上ノ加江の漁協(漁業体験施設 わかしや)に協力いただき、漁業体験をさせてもらいました。
 その前に、まず高知に来たらカツオでしょ、ということで、カツオの藁焼き体験。焼いたばかりのカツオのたたきは、藁の香ばしさがしっかりついていて、とてもおいしいです。

カツオを捌くところから見せてもらえます
カツオの藁焼き
炙ったばかりのたたきをその場でいただけます

 次は漁師体験。上ノ加江では、カゴ漁・網漁などで、イセエビやワタリガニを獲ることができます。漁師さんの船に乗って、前日に仕掛けてもらっていたカゴを引き上げるタイプの漁でした。さて、結果は??仕掛け20個に対し、釣果ゼロ…。これが自然ですね。漁師さん曰く、前夜が月夜で明るかった、海も穏やかな気候が続いていた、などのイセエビやワタリガニを獲るには、様々なマイナス要因があったようです。

船の上から網を引っ張ります
昔ながらのろ漕ぎ船
“ろ”の扱い方を地元の人が教えてくれます

 船から上がって、お昼まで時間があったので、港でぼちぼち釣りを始めました。こちらでは、海上とは打って変わって、釣果を上げられる人が多かったです。釣った魚はその日のお昼ごはんとして、漁協の人が調理してくれます。

のんびりとした時間でした
漁業体験で何も獲れなくてもイセエビ汁は飲めます
イセエビの出汁がうますぎです!
港で釣った魚は、こんな感じで調理してもらえます

越境学習プログラムの締め 内省ワーク

 上ノ加江漁協をあとにして、上ノ加江集学校(イベントページに説明があります)に行きました。
 参加者の皆さんにお渡ししていた軽い事前ワークと、1日目の朝のアイスブレイクワークで考えたことを参考しながらできる内省ワークを、自分たちが学生時代のころはなかなか立ち入れなかった、校舎の屋上という非日常空間で行いました。まずは個人ワーク、次にペアに分かれて対話型のワークを進めてもらいました。

思考をめぐらせ、内省するには最高の環境です
個人ワークでは、
各々が好きな場所、好きな姿勢で取り組んでもらいました
最後に対話型ワークをして得た
気づきや感想をシェアして終了

 校舎の屋上からは海が見えて景色がよく、天気もよく、人工物の音がしない、などの気持ちの良い条件がそろっており、自分に向き合い、思考をめぐらすには、とても良い環境でワークに取り組めました。

こうして、越境学習プログラム in 中土佐 は終了。
気づきを得て帰る人もいれば、
新たな問いを持ち帰る人もいたと思います。

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