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【イベントレポート】2日目 | 自分の中の"火種"に向き合う越境学習プログラム irori in 中土佐 | 2022.10.22,23

この記事は、10/22-23に高知県中土佐町で行われた越境学習プログラム irori (実施概要)のイベントレポートです。

👇1日目のイベントレポートはコチラ👇

のんびりとした朝…と思ったら?

 この日の中土佐町大野見の朝は晴れていて爽やかでした。越境学習プログラム irori 2日目は西岡英男さんをプログラムゲストとして新米の収穫体験を予定していましたが、時間があったので各々のんびりと過ごしていました。

大野見の久万秋沈下橋から降りて、朝の四万十川を眺める

 筆者(運営スタッフ)がちょっと外していると、話し声と笑い声が聞こえてきたので見てみると、すでにプログラムゲストの英男さんが参加者のみなさんと打ち解けていました(笑)
 今回英男さんは、農家さんとして irori に協力いただきましたが、英男さんの経歴とその時のストーリーや考え方に、一同興味津々で聞いていました。人間心理や生理学的観点に基づいた営業のハウツーまで出てきて「英男さんが上司だったら仕事が楽しくなりそう」と呟く参加者さんもいました(笑)ちなみに英男さん、囲炉裏の古民家のオーナーさんです(1日目のイベントレポート参照)。
 ちょっと騒々しい朝になりましたが、いっきにみんなの心を引き寄せた英男さんでした。

田んぼに向かう一同

新米の収穫体験へ!

 英男さんの人柄が分かったところで、日もいい感じに高くなり、朝露も乾いただろうということで、田んぼに向かいました。実は英男さん、今年の大野見の新米コンテストで1位~3位を独占した敏腕米づくり農家さんなのです!

参加者さんたちが英男さんの説明を聞いている傍らで、稲を見つめる運営スタッフ2名

 まずは、手刈りで稲を刈っていきます。鎌を初めて使う方は始めのうちはなかなかスムーズに刈れませんでしたが、だんだんと慣れてきたようです。

稲の手刈りは腰がつらい
昔の人は手刈りですべてやっていたと思うとすさまじい

 英男さんがコンバインにも乗せてくれるということで、交代でコンバインに乗ることにしました。コンバインの仕組みや操作方法は実物見ないとわかりにくいし、多くの人にとって実物見ることも滅多にないので貴重な機会になったかと思います。

参加者さんに付いてコンバインの操作を教える英男さん
機械の音で英男さんの声はほぼ聞こえません(笑)

 早々にコンバインを使ってしまったので、稲刈りが早く終わってしまいました。みなさん前日の中里自然農園でのお疲れもあったかな?再び囲炉裏の古民家へ戻り、竹で飯ごう炊飯をしよう!ということで、竹の飯ごうを作ることにしました。

DIYも英男さんが本領発揮できる領域
参加者さんどうしも協力して飯ごうを作ります
後ろですでに1つ、ごはんを炊いています
炊きあがったごはんがコチラ
ほんのりと竹の香り

 竹の飯ごう炊飯で炊いた新米は竹の香りがほんのりとしていつもより上品な感じがします。
 英男さん、半日の体験提供ありがとうございました!

午後は irori の締め、内省ワーク

 実は、運営スタッフから参加者さんに、軽い事前課題をお願いしていたので、午後はそれを使いながら内省ワークをしました。
 ペアに分かれて、開示できる範囲でお互いの過去を深堀り、また中里さんご夫婦、英男さん、参加者さんどうし、運営スタッフたちとこの2日間で対話した内容などを振り返り、自分を相対化することで、改めて自分自身を認知することを目的としました。ペアにはそれぞれ1時間ほど、場所は自由に、ワークを進めてもらいました。

爽やかな陽だまりの中、縁側でワークをするペア
こちらのペアは沈下橋の下で、足を四万十川に浸しながらのワーク

 1時間ほどペアで対話を重ねたのち、ワーク参加者みんなで感想や気づきをシェアして、越境学習プログラム irori は無事終了。

 参加者さんからいただいた後日アンケート回答から、みなさんの感想を一部抜粋します。

「自分のやりたい事に一生懸命向き合い生きている方々との交流を通して、自分の決断に対して自信が持てるようになったと共に、「やりたいこと」に向かって志を高く持つ決意ができた。」

「自分自身の過去と向き合えた事と、プログラムを通じて色々な人と出会えて出会いの大切さを感じました。」

「地方で暮らす人々の温かさはもちろん、運営の方々や参加者の方々とのお話や関わりから、多くの人の価値観考え方に触れることができてとっても面白かったです。」


長かったような、短かったような、どちらともいえる2日間
プログラムをやり切った後の、参加者さんの爽やかなスッキリしたような表情が印象的でした

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