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出会い系に取り憑かれた18歳が語るチャットアプリの新しい使い方

【問題】 承認欲求を満たしたい時、また虚無感に苛まれた時にどう言う行動をとるのが正しいか。

① 自分の気に入らないYoutuberのコメント欄を荒らす

② twitterで炎上している芸能人を自分も便乗して叩く 

③ 出会い系アプリを始める

答えは文の中に↓↓


私は恋愛経験がないまま、この春大学生になった。

高校を卒業し、3月の終わりに東京に出てみると、その瞬間から、水槽からいきなり利根川に放たれた金魚の如く一気に世界が広がっていった。


東京に出て初めて働いた居酒屋では、同級生が息をするように彼氏とののろけ話をしていた。(決して悪口ではない)

「はるちゃん、恋愛経験ないの??嘘でしょ??」

いやガチや。

え、東京の女の子は恋愛した事ない人はやばいって言う認識なんだ。。

衝撃だった。

中でも一番衝撃的だったのは、田舎者の私をよくしてくれる2歳上のお姉さんが、恋人と半同棲していると平然と言ってきた事だ。


なんて破廉恥なんだ!!!!!

衝撃を超えてショックだった。


お姉さんの半同棲を聞いた事と、東京に来て何日目かに街で上島竜兵を目撃した時の事は、おそらく私の人生の衝撃事件に一生残り続けるだろう。


上島竜兵は良いとしても、大学生がこんなに破廉恥な生き物だなんて知らなかった。。。怖み。。


そんなのろけ話を聞いていてふと思った事がある。

恋愛をすると言う事は、その人から愛される事で承認欲求を満たしていると言う面が少なからずあると思う。

彼氏以外にも、インスタのフォロワー、なんでも「それ可愛いー❤️」と言ってくれる女友達など、言ってしまえば承認欲求を満たすための道具は周りにたくさんある訳だ。

しかし。それらを一つも持っていない私を始めとした人々は、どうやってそれを満たしていけば良いのだろうか??


ここで冒頭にもあった問題について考えてみよう。


【問題】

虚無感に苛まれた時にどう言う行動をとるのが正しいか。


① 自分の気に入らないYoutuberのコメント欄を荒らす

② twitterで炎上している芸能人を自分も便乗して叩く

③ 出会い系アプリを始める


皆さん、わかりましたか?

正解は、


③の出会い系アプリをはじめるでした!!

私の中では、承認欲求を手っ取り早く満たしたい人に対して、こんなにも相性が良いものはないのではないかと思う。(これがち)


言っておかなければならないが、この記事はアプリを紹介する広告でもないし詐欺でもない。

あと出会い系アプリを使って私が実際に誰かと出会った経験はないので、どうやったら良い男とロマンスできるかについて知りたい方はアプリで経験を積むか、ネットで調べて見て欲しい。

そんな方法あったら、私も教えて欲しいものだが。

今回語るのは、承認欲求を満たすために出会い系アプリがやめられない私の、これらの特殊な楽しみ方についてだ。


※※絶対に友達に言えない闇なので、もし私の友達が見ているのであれば速やかに退出願いたい。

※※100人いたら1人楽しめるかどうかの変わった楽しみ方なので、こういう変わった人もいると思ってみて頂きたい。


【出会い系アプリとの出会い】


私は高校時代、ストレスが溜まった時にはよくチャットアプリを入れてストレスの発散をしていた。

厳密に言えば、チャットアプリが出会い系であるかは微妙なのだが、高校生だった私には丁度よかった。(闇の極み)

学校と家しかない閉鎖的な世界の中で、会った事もない知らない人に求められているのは、なんだかウケたし、違う世界や自分に慣れた気がしていた。

当時は年齢認証などもなかったので、なんでもありだった。大学生になる事もできたし、東京の女の子になる事もできた。何なら男性になって女の子に言い寄る事も出来た。

「1回だけご飯でも行こうよ❤️」「ほんとかわいいね」

嘘。全部嘘に決まってる。

最初は怖いもの見たさで入ったのだが、当時の私はこの嘘ばかりの世界に何故か惹かれ、のめり込んでいった。


【私が思う出会い系アプリの魅力】


私が思う出会い系アプリの魅力は、大きく分けて2つある。

一つ目は、出会い系アプリの良い所は、欲と欲がぶつかり合っている所。

表も裏も下心。

自分をよく見せたい欲に、良い相手を選びたい欲。それに早くこの人と会ってロマンスしたいと言う欲。

ストレートに一言目から金曜日の夜どう??と最初から聞いてくる人もいれば、周りくどく自分の好みを聞き出し、その上で一日デートしてみない?(夜には、、分かってるでしょウフフ)と言うタイプの人もいる。

目的は一択しかないのに、アプローチの仕方は無限大なのだ。


二つ目は、出会い系アプリで使う言葉。

出会い系と言っても大っぴらに公言しているロマンス目的のアプリ以外は、使う言葉によってはその単語が伏せ字になったり、アカウントを凍結されてしまうことも十分にあり得るのだ。

では凍結されないでアプローチをかけるにはどうすれば良いのか??

そこで生まれたのが独自の専門用語だ。

出会い系アプリには、官能小説のような比喩を使った独自の言葉にあふれている。

例えば、「緑・黄色で話そ!(ウフフ」と言われた時。

この時の緑とはLINE、黄色はカカオトークを意味する。

私はガラケー時代のこういったサイトやアプリを体験した事がないので、前からこういった言葉が使われていたのかについては分からないが、メール形式・チャット形式など形態によって、様々な言葉たちが生まれている。


この人々の欲によって発展した言葉たちは、本当によく考えられていると思う。

今人類に存在する様々な言語もこれらと同じように、最初はもっと話したい、知りたいと言うところから生まれたのではないかと感じるほどだ。

言うなればこの言葉たちは、一つの文明なのだ。


【出会わない出会い系の遊び方のたしなみ方と注意点】


そんな最高の遊び道具である出会い系アプリで欲求を満たしていく上で、私の場合には一つ大きな問題がある。

それは、別に私は出会いたくない、と言う点だ。

承認欲求のみを満たしたいだけ。このようなタイプは結構少数派だと思う。


出会い系アプリには、大きく分けて4つのタイプがある。

①カップリング(結婚相手、恋人)をするのが目的のアプリ

②会ってロマンスするためのアプリ

③チャットアプリなど明確に示されていないアプリ(グレーゾーン)

④それ以外の目的のアプリ(例:学習目的)

https://match-app.jp/deai/106803

↑自分にあったアプリの選び方についてはこのサイトを参考にすると良いかもしれない。(チャットアプリについては載っていないので、アプリストアでチャットアプリと検索してみると良いと思う)


このように、自分の目的に合わせて使うアプリは変わってくる。

私のように出会いたくない方は③、④を使うことになるが、初めて出会い系アプリを入れる際に忘れてはならないのが、どのアプリにもロマンス目的の人が一定数いるという事。(人々はそれをヤ○モクと呼ぶ)

逆に「会うため」のアプリにおいては、最初から会う気のないユーザーというのはただの迷惑ユーザーでしかないので、出会いたくない人は使うべきではない。

スポーツマンシップに則って使っていこう。


それじゃあどうするか。そこで使えるのがチャットアプリ。

なぜなら、③のチャットアプリだけは目的が明記されていないからだ。

アプリの説明書きは、

暇な人同士でチャットを楽しもう!!

(男女である程度仲良くなったらその先は、ねえ。笑)

と言った感じ。随分アバウトでグレーゾーンな仕様だ。


ある程度放し飼いがされているこの手のアプリが一番手っ取り早く、マナー違反でもなしに承認欲求を満たせるので個人的にはおすすめだ。


【私流の楽しみ方】


そもそも何故出会い系アプリで承認欲求が満たせるのか?と言う話だが、

先程も申し上げた通り、出会い系アプリは欲と欲のぶつかり合いだ。

ここでアプリでの会話の一例を見てみよう。


男「アイコン可愛いですねー😍😍」

私「ありがと!!嬉しい❤️」

男「好きなタイプとかいるの??🤗」

私「んーやっぱイケメンかなー??わら」


この会話は例えだが、、

男性→😍を使う事によって自分に好意を寄せていることをアピール、好きなタイプを聞くことによって早くロマンスに持ち込みたい

自分→相手に対して好意的な姿勢を見せる、好きなタイプがイケメンだと言うことでロマンスに持ち込みたくない姿勢

相手サイドの優しく近づくフリしてとにかくやりてえと言う欲と、自分サイドのとにかくやりてえフリしてただかまってもらって優しくされたいと言う欲。

その二つがぶつかり合うことによって生まれる見えない戦いが一番の魅力なのだ。

やりてえだけのように見えるだろ??おうおう来いよ??

甘くねえんだよそうはいかねえぜ??

と言う優越感が堪らないのだ。



【使用上の注意】

アプリを始める前に、知っていて欲しい大切な出会い系アプリの鉄則がある。

それは、合わない人は即ブロックするところなんだと言う事。

自分に合わないと思った人(ロマンス)はブロックした方がいいのと同時に、自分もブロックされる可能性があると言うことを覚えておくと良い。(もちろん結婚を前提としたアプリの場合や他のSNSアカウントを交換した場合には即ブロックはよろしくない)

そんなある意味即ドボン的な状況が、アプリの良い所だ。


さあ、いよいよ承認欲求を満たす時が来た。

今回は、③のチャットアプリの場合を紹介していく。


【準備編】

1.アプリをインストールする

最近はアプリを入れたら年齢認証しないと使えないので認証しよう。

2.プロフィールを設定する

自分の顔写真を使うのはちょっと...と言う方は、可愛い系のアイコンにする事をおすすめする(色は明るい色がおすすめ)

3.タイムライン的なのがある場合は投稿する

「暇すぎるーわら」「誰か話そーー」などあまり長文でない方が良い。

無気力系女子を演出しよう。

4.待つ!!!!!

これでしかけは完了!

なぜ待つだけかと言うと、このようなアプリは男女比がまじで7:3か8:2くらいだからである。待ってるだけで戦いの相手はやってくる。


【戦い編】

相手が話しかけてきたら戦いの始まり。

ここまで語ってきてなんだが、ルールは会わないと言う事以外には特にない。

即座に本題に入りそうな人には「下ネタを相手が出してきたら負け」

❤️をめっちゃ使う人には「❤️をより稼いだら勝ち」

ルールは自分なりに決めていくと楽しい。

普通だったら絶対に存在しないような欲丸出しの不思議な空間や会話の中と少しの礼儀や恥ずかしげの間に存在する矛盾をぜひあなたにも感じてみて欲しい。


【最後に】

ここまで深夜ラジオを聴きながら長々と書いていたのだが、次の日になって冷静になってみてみるとこいつは何を言っているんだと思う所存だ。

SNSの投稿にいいねをもらうために生きる人、嫌いな人にアンチコメを浴びせて注目されることを願う人、そのアンチ民を特定し自ら制裁を与える人。

そんな事、本当は人生に必要のない事のはずなのになぜか人々はインターネットを通じて自分の存在を認知されたがる。その感情は時に犯罪にまで手を染めさせる事さえある。

誰にでもそんな感情のガス抜きは必要だ。

そんな行き場のない感情をどこにぶつけていくのか。

それが私にとっては出会い系のチャットアプリだった。

自分に自信が持てず、感情を抑えて他人の機嫌ばかりを気にしていた高校時代。

そんな時にその一瞬だけでも自分(の体)を必要としてくれる、可愛がってくれるチャットのユーザー達は嘘だと分かっていても何だか心地よかった。

言える事も言えない事も全部含めて人間だ。

もしもあなたがどうしようもなく寂しくなった時には、是非試してみてはいかがだろうか。































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