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ブンドド遊びに全力を賭けたロボットアニメ『ゾイドワイルド ゼロ』+『ゾイドワイルド戦記』を語る

こんばんは、ロボットコンテンツにわか者の楽です。

この記事は、好きロボットアニメのひとつ
『ゾイドワイルド ゼロ』について紹介し、備忘録とするものです。



1. ロボットが主役のロボットアニメ


アニメーションのメインコンテンツとは何でしょうか?
色々なパターンがあるでしょうが、大人気の答えがひとつ。
それは人間ドラマです。

これはロボットアニメにおいても例外ではありません。
機動戦士ガンダムシリーズについて考えるとき、
人間たちのドラマに想いを馳せない人はほとんどいないでしょう。
この場合、あくまでロボットは物語を魅力的に演出するためのガジェットです。(誤解を受けないように書いておくと、機動戦士ガンダムシリーズのロボット描写は凄まじくハイクオリティです
ドラマで起こる感情のアレコレを絵で表現するためにロボットが使われているわけですね。そう、つまり主役は人間です。

そんなロボットアニメ界のなかで、
王道の真逆を往く『ロボット』が主役のアニメ
そう、それこそが…

『ゾイドワイルド ゼロ』(2019年放送)+『ゾイドワイルド戦記』
なのです!

『ゾイドワイルド ゼロ』が その正体を現したのは、
4話『ゾイド遺跡を死守せよ』
からでした。

覚悟してください。
いきなりブンドド遊びに興味がない人を全員置いてけぼりにします。
ブラウザバックの準備はできていますか?
 ついてこれるやつだけついてこいッッ!!!!

2.『ゾイド遺跡を死守せよ!』

冒頭、軍に助けられた主人公一行はゾイド遺跡へと案内されます。
そのシーンがこちら。

バギー(大型車)、ゾイド(中型)、ゾイド(大型)の並び!
う、美しい……。

他のロボットアニメでもある描写ではありますが、やはり良いですね。
私たちがよく知るクルマを比較対象とし、ロボットの大きさをバーンと魅せています。

さらに次のシーンがこちら

おおきな門が見えました
クルマが通るとこんな感じ
……!?
う、うおおおおおおおお!!!!

クルマ、
中型ゾイド、
大型ゾイド、
が、門を順番に歩いてゆきます。

ゾイド、でかいですね。
このカメラワーク、
機械生命体のダイナミックさを存分に感じられます

ちなみに玩具とかを置いた時も、
地面に這いつくばって似たアングルで見る
すげーでっかく感じられてめちゃくちゃ良いんですよね。
(同スケールの人間フィギュアとかもあるとなお良し)

使うジオラマはこちらです!とばかりに風景が描写されます。
真ん中あたりをよく見ると空洞が。
地下駐車場とかがなんやかんやあってこうなったことがわかります。

山と谷に守られた天然の要塞。
出入り口は先ほどのゲートひとつ

ゲートは、重厚な砲撃手ゾイド(カメ型)2体に守られています。隙なし!

主人公たち一行がワイワイ遺跡を観光していると、
それを遠くから睨む 怪しい影が……。

敵軍です。
重厚な格闘型トリケラトプス。そして同じく格闘型なワニが3体。
すべて歩行戦力です。

これでは砲撃型が守るゲートを突破するのは至難の技ですね……
格闘する前に撃たれ放題です。


なんか他にも色々考えることがある気がしますが、ロボットブンドドしている時の私は小学生なので気になりません。ブンドドしてる時に気になるのは玩具の箱に書いてあるロボットの説明だけですよね?

敵軍たちの秘密通信では
飛行戦力である私が援軍に駆けつけてもいいが…?」
と増援の打診がありますが、隊長はなんとこれを拒否
不気味な高笑いとともに通信を切ります。

そして始まる 敵軍の襲撃

ゲートに現れたのは敵軍のトリケラトプス型
たった1体での登場を怪しんだ防衛隊はすぐさま陽動だと見破ります

場面はうつって遺跡内部。
谷の対岸にはワニ型ゾイドたちの姿が……!!

「砲撃でもするつもりか!?」

主人公たちは身構えますが、ワニたちがとったのは思いがけない行動。

と、跳んだァーーーーーーーー!!!!!!?????
(ワイヤーを撃ちこんで)

そのままヤモリのごとく壁を這い上るワニたち。
突破されてしまった天然の要塞、防衛ゾイドはなく絶体絶命の窮地

(ちなみにゾイドワイルドシリーズでは、
ご家庭にある糸をくくりつけて色んな場所に吊れる……というギミックをもったゾイド玩具があります。)

パーフェクトな専門家が 公式チャンネルで紹介してくれるぞ!


カメ型ゾイドたちは遺跡内部へと援軍に戻ります
しかし、足が遅い……
。これでは間に合うか わかりません。

そして始まる 1VS1のトリケラトプス対決!!

「そんなノロ亀が 間に合うかぁ!?」
「貴様ァーッ!!」

煽り合いをかわしながら、両者は角を交えます。
(ほぼ)同機種対決、燃えます!

至近距離で ド突き合う!!

自軍のトリケラトプスはいわば旧型なのですが、
カスタマイズ武装を多数取りつけて やる気十分です。

この武装は 当時セット発売されています。
販促的にはどちらが勝ってもおかしくない勝負……といえるでしょう。

『A-Z対空速射砲』 長射程で射出速度が速い。
武装ごつ盛り新型ゾイド『スティレイザー』

一方、窮地にたじろぐ遺跡内部。
このピンチに現れたのは我らが主人公『ビーストライガー』です。
なんといってもライオンですからね、ライオン
かわいい&かっこいいです。

高い運動能力をもった格闘戦ゾイドだ!

ライオンが体当たりで1体を弾き飛ばす!
しかし……、

ワニ型の尻尾カウンターが炸裂ゥゥゥゥ!!!!!
援護にかけつけたラプトル型ゾイド『ラプトリア』も弾き飛ばされます

僕の推しーーーッッ??!!!

凄いのはロボット同士の接触シーンがかなり多いこと
ハイクオリティな可動描写で、なめらかに暴れまわります。
序盤から何体のロボットがバトルしているんだァ!?

ワニ型ゾイド。新発売のスティレイザーをさしおいてまさかの大活躍!!
3体による連携プレーで主人公機を制圧するという大金星をあげます。

ピンチに陥ったライオン!!
そこに現れたのは……

カメ型ゾイド『ガノンタス』だぁ~~!!!!!
ライオンとラプトルの奮戦によって稼がれた時間!!
それによってガノンタスが到着!!!!!!一斉砲撃を行います!!!!!

ライオン、この機を逃さずガブリゲーターを撃破!!!!!

うおおおおおおおおお!!!!!!!
やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!!!!!!!!!

しかし、(いったい何度「しかし」って言うんでしょうか、私は)
喜ぶ間もなく鳴るミサイルの飛来音。

ゾイド特有の過剰武装(誉め言葉)
ガ、ガノンタスーーーー!!!!
兵器解放(マシンブラスト)!!

必殺の兵器解放(かっこいい)を発動し、迫るスティレイザー
ライオンさえ倒せば、残る敵は小型ゾイドだけ。
最後の防衛戦力を排除すべく全力の一撃を放ちます

フリルに全パワーを集中させた  電撃の突進だァーー!!!!

危うし、ライオン!!
いったいこのあと、どうなっちゃうの~~?????

すこしだけヒントを言うと……
勝利へのキーは……あるゾイドが抱えていそうだぜ。

結末はキミの目で確かめてみてくれよな!!

はい、以上『4話 ゾイド遺跡を死守せよ!』の紹介でした。
全部見せちゃう動画になっちゃいそうでハラハラしましたね。
(なってませんよね? なっていたらごめんなさい。)

3. ブンドド遊び  想像が映像となる!!


『ゾイド遺跡を死守せよ!』を見るとよくわかりますが、
ゾイドワイルドゼロの作劇はすべて玩具から想像されたブンドド
(の ような雰囲気になっています)

    ブンドド撮影の動画も公式チャンネルから出ています。

こんな感じのブンドド想像を4話以降ず~~~っと続けていくのが『ゾイドワイルド ゼロ』というアニメ作品です。前作『ゾイドワイルド』でたまったCGシーンの貯金もフル活用して大量のロボットたちを活躍させてくれます。

すごいのは登場するすべてのロボットに活躍シーンがあることで、
記憶にある限りどんなロボットでもひとつは見せ場があります。
(一瞬だけのシーン、ということもありますが)

活躍は直接的な戦闘だけに留まらず、
偵察、工作、輸送、猟犬など さまざま。
各ゾイドの特色が 長所も短所もおいしく活かされていきます

すべてがパーフェクトな超強力ゾイドが ほぼいないのも特徴です。
紹介した4話では主人公である『ビーストライガー』がボコボコにされていました。このようにキャラクター的な格付けではなく、あくまでロボットとしての特色によって勝ったり負けたりします。これが面白いところで、本当に多種多様なブンドドが見られます
(反面、一部ロボットの最強キャラクター的な魅力は薄まってしまっていますが)

無双するゾイドは、何らかの理由付けがされていることがほとんど。
(たとえば、敵軍のエースである『赤いスナイプテラ』には、
敵軍に飛行戦力がほぼいない、乗っているパイロットが強いなどの理由付けがされています。環境が大きな味方となっているわけですね。

明言はされていませんが、
主人公である『ビーストライガー』も共和国では珍しい高速ゾイドであるため、敵軍が有効な武装を積んでいないことが多いのだと思われます。)

色々なロボットが活躍するのはもちろん、
その話での『やられ役』が破壊される描写すらも美しいです
先ほどの『ガノンタス』がそうでしたが、見事な描きこみで敗者に手向けを送っています。

玩具やロボットたちへの愛を感じる作品です。
愛というとアレかもしれませんが、
「たくさん遊んできたんだな」と思います

(もっと古きを知る方は、
某ミリタリーなドラマからの文脈を連想されたりするのでしょうか)

4. 各種配信情報!!

そんな『ゾイドワイルド ゼロ』はバンダイチャンネルなどで配信中!!

Youtubeにはダイジェスト版もあるぞ!
さらに

『ゾイドワイルド戦記』はYoutubeにて全話が配信中!!!!

さらに さらに

統一規格シリーズで、
ゾイドワイルドシリーズのロボットも復活の兆し…?!

ロボット好き、ブンドド好き、動物(恐竜・虫)好きな みんな
『ゾイドワイルド ゼロ』 ぜってぇ見てくれよな!!







バズ「これ、付けてみよーぜ」
レオ「ライガーに?」

バズ 「おーぅ、かっこいいじゃーん」             レオ 「…いいかも」               
第7話 『ライガー奪還大作戦!』  より                

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