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最古の伝統ある草花火
◆マガジン "Sha-Gaku手帖" の記事です。
私のこれまでに撮ってきた写真たちをメインテーマにした記事・写楽Sha-Gaku。色と光と影を私の好みで捉えたものたち。写すことを楽しむ私の手帖です。
最古の伝統ある草花火
毎年、新潟市西蒲区和納地区にある八幡(三社)神社の境内にて、地元の花火師たちが手持ちの《草花火》を披露する。
見どころは、平家の落人が伝えたとされている全国でも珍しい《花火囃子》とともに、草花火の火の粉が高く噴き上がるところ。
日本国内でも指折りに入るくらいの最も古い花火の伝統でもあることから、県外からわざわざ見に来られる方々もいらっしゃるほど。
絢爛豪華とまでは言えない…わりと質素に感じる草花火ではあるけれど、火の粉が高く噴き上がるその様は見事なほどに圧巻だった。
まずは横構図で全体的な雰囲気。
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これだけでもダイナミックさは伝わるやもしれない。けれど、噴き上がった火の粉が雨のように降り注いでくる中で、命懸けの草花火を上げている花火師の鼓動さえも伝わってほしいと思い、縦構図でストレートな表現を出してみた。
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この縦構図の写真は、Instagramのアカウントが復活した際にCanonのコンテスト用にPOSTしたのだけれど……
結局またアカウントを乗っ取られて、挙句に今度はアカウント自体を削除されてしまったために、参加資格がなくなってしまった。もうホント、マジでムカつくんだけど。
X(旧Twitter)への投稿でも参加資格はあるようだけど、そこまでしてコンテストに参加するほどの写真じゃないし。
でも2021年のCanonの「日本の紅葉再発見」をテーマにしたコンテストで選出された57作品中、自分の作品がそのうち3点選ばれて会員誌「CANON PHOTO CIRCLE」10月号(No.736)に掲載された実績もある……それを思えば、参加しても恥ずかしくはない写真なのかもしれない?……うーん、どうしよ悩むわ。
DATE/
2023年7月30日
LOCATION/
新潟市西蒲区和納地区 八幡(三社)神社境内