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湊かなえ「往復書簡」を読み終えて

こんにちは、あんぼです。

湊かなえさんの「往復書簡」、またまたいい作品でした。
(ネタバレほぼなし)

持ち歩きによる角っこダメージあり😅

念のためリンクも。

すべて手紙の往復のみで構成されている作品で、3つ別々のストーリーはそれぞれグッとくるものがありました。
(※本当は4つだが、最後だけ超短編でカウントせず)

「あなたならどうする?」
「あなたなら過去を乗り越えてどういう生き方をしますか?」

あとがきで吉永小百合さんがおっしゃられているように、ものすごい絶妙な選択を迫られる場面があるので、自分だったら?と考えさせられた作品でした。

しかし手紙のやりとりだけでタイムマシーンのように過去の時系列を行き来し、主人公を変化させ、過去の事象をイメージさせるのは本当にすごい技法だなと思いました。

ちなみに私がこの技法に初めて触れたのは宮本輝さんの「錦繍」
これまたおすすめです😊




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