【生き方】老子から学ぶ9つの幸せエッセンス
2500年以上前の春秋時代に実在していたのか、していなかったのか、未だわからない老子ですが、81編に残された言葉たちは今でも脈々と生きています🌱
「弱くても大丈夫なのです」(78章)
「自分が弱いと思える人ほど強い人です」(76章)
「水のような生き方は最強です」(8章)
「すべては成長のために起こります」(81章)
「無」を説いてただのニヒリズムやダダイズム(虚無主義)に勘違いされやすい老子ですが、透き通った幸せ論、今の私の心に響きました。
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幸福になるエッセンス
(老子の言葉 谷川太一著より)
(柔訳)
古くから継続される、善いとされる良心に従った生活をおこなうことができる人は、何も考えずにおこなう生活上の動きと選択が神妙であり、最善でもあり、その不思議さは他人には理解できません。しかしあえて、その不思議な様を説明してみます。
良心(道・真理)に沿って生きる人間は、氷の張った川の上を歩くように慎重であり、普段の生活の中でも四方に対して注意を払い、お客様に接するように身なりをいつでも正しており、溶け始めた氷のように丸く素直であり、切ったばかりの生の原木のように生き生きとし、深い谷間のような奥深い心を持ち、動く水のように簡単には心の底が見えません。
いったい誰が、流れ動く濁った水が静止して、その水の上澄みが清まるまで時を待つことができますか?
良心に沿った道を生きる人間は、自分の欲望を百パーセントまで満たそうとはせずに、ほどほどを知っています。
ほどほどを知るがゆえに、困難に遭っても耐えることが可能であり、新たに復活することができます。
(中略)
"一時的ではない"ようなホンモノの人間とは、老子が言うには
普段の生活でも慎重であり、絶えず周囲に注意をする「努力をしている」人間であること
いつも身なりを清潔にして、部屋掃除もすること
素直な気持ちで生活していること
生活の中で、生き生きとすることを心がけること
気持ちを安静に冷静に維持する心がけを持つこと
時を「待つことができる」人間であること
臨機応変に冷静に打って出る、行動を起こすことができる人間であること
何事においても、ほどほどでやめることができる人間であること
そして、自分の良心に沿って生きること
このような生活の「努力」をおこなっている人間こそが、他人から見ても不思議なほど幸運な選択と、生活での良い動きをしていくのがコノ世の道理(法則)なのです。
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ほどほどを知る、待つ、生き生きと、良心に沿って。。
自分を大切に、もっと自由にやっていいよ、そんなメッセージにも私には聞こえた。
幸せとの距離が近くなった気がした😊