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良い広告の見分け方とは?

広告でもなんでもそうですが、競合他社のやっていることをよくチェックして参考にするというのは基本です。

数多くの事例を見ていれば見ているほど、自分が実際にやる際に多くの選択肢を考えられるようになるというのはまあ当然の話ですよね。

コピーライティングでも「スワイプファイル」と言って、参考になりそうなランディングページやセールスレターをストックしておくというのは常識として知られています。


広告でも参考になったものはコピーライティング同様にスワイプして溜めておくと良いのですが、

その際に気をつけなければいけないのが「その広告が効果の出ている広告なのかどうか?」という点です。

当たり前ですが、効果の出ていない広告より効果の出ている広告を参考にした方が良いですよね。

効果の出ていない広告を参考にした場合、こちらも同様に失敗する可能性があります。


では「効果の出ている広告を見分けるためにはどうしたら良いか?」ということになりますが、

自分自身で知識や経験がついてくれば、見ただけで効果が出そうだなとか、あまり効果が出なさそう、というのはなんとなくわかるようになってきます。(もちろん100%ということではありませんが)

しかしまだ知識や経験がない場合にはそれは難しいでしょう。

そういった場合、判断基準の一つとして「ある程度の長い期間出続けている広告かどうか?」というところを目安にしてみると良いかと思います。


ウェブの広告でも、例えば雑誌の広告でも良いのですが、1年や2年ずっと同じ広告が載っていることってありますよね。

あれって当たり前ですが基本的にはその広告を出して、効果があると広告主が考えているから載せ続けているわけです。

「全然効果がない。全然意味がない」と考えていたら広告出すことをやめるでしょう。

難しく言えば投資対効果、ROIが見合っているからその広告を出し続けているわけです。


「ピアノ売ってちょうだい」のCMでお馴染みのタケモトピアノですが、この2020年になっても縦横比が昔の4:3のものを無理やりワイドに対応させて流し続けていますが、

効果が出ているから同じものを流し続けているわけですね。

実際タケモトピアノのCMが放映されはじめた1997年以降、個人商店だったタケモトピアノは法人へと移行し、資本金1000万円から今や資本金1億円、売上高50億円、ピアノ買取台数日本1位の企業へと成長しています。

個人的にもあのCM素晴らしいなと思っていました。

「ピアノ売ってちょうだい」
「電話してちょうだい」

とピアノを買い取る会社であることや、見た視聴者の方に取ってほしいアクションがすごくわかりやすく明確に提示されています。

CM自体のインパクトもあって記憶にも残りやすいですしね。

ピアノ持っている方で「ピアノ売ろう」となったらまずタケモトピアノのことが思い浮かぶと思います。

何を宣伝しているのかすらよくわからないCMも多い中、シンプルですが非常に伝わりやすいCMですよね。


もちろんよくわからないまま広告を出し続けて、広告費を垂れ流ししているケースもあるでしょうが、

何も判断基準がないよりは見分け方としてはだいぶ精度が上がると思いますので、

そういった意識でウェブの広告でも雑誌の広告でも電車の広告でも定点観測して良さそうな広告は参考用にストックしていくということをして頂くと良いのかなと思っています。

少しでも参考になりましたら幸いです。

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