Photo by hyhkncpc 140字小説【求めていた熱量】 1 こし・いたお 2025年2月10日 04:19 僕は雪山で滑落した。手から離れたピッケルを片眼で探していた。片眼は光を失った。残された光も消えかけると、走馬灯のように昔の記憶が甦った。塾の帰り道、自販機で熱々のコーンポタージュを買った。最後の一粒が中々出てこなかった。「あ…」ザックに入れっぱなしになっていたチョコを思い出した。 ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップは執筆の励みになります。 チップで応援する #140字小説 #雪山 #走馬灯 #コーンポタージュ #滑落 #氷壁にアイスアックスさん 1