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140字小説【男の選択】

ここは陽の光が届かない地下迷宮。人を襲う魔物に死の罠、地上の常識など一切通用しない。石積みの壁には等間隔に小さな窪みがあり、魔法の灯火が通路を照らしている。僕は病に倒れ余命僅かな彼女のため、最深部に湧くという奇跡の霊水を汲みに来た。本当は猛毒だと知っている…どこへ行く時も一緒だ。

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